ミドリムシ(ユーグレナ)研究結果【総まとめ】

最終更新日 2020年10月20日

監修:健康管理士・サプリメントアドバイザー
 槙田 美登里

▲2019年6月 シックスセンスラボ㈱主催のユーグレナセミナーでも研究結果を紹介させていただきました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ユーグレナの機能については、これまでも多くの研究結果が発表され、長寿社会において大いに期待が寄せられています。

ミドリムシの特徴として、動物細胞と植物細胞の両方の栄養素を持ち合わせています。また、ミドリムシにしか存在しないパラミロンという成分が各方面から注目を集め様々な研究が行われてきました。
ここではこれまでのユーグレナの研究結果についてご紹介します。

これまでの研究結果

参照元:ユーグレナ研究レポート
https://www.euglab.jp/euglena/report/

1 ユーグレナの摂取による血糖値に対する研究結果

モデルラットに10週間ユーグレナの粉末を餌として与え続けたところ、ユーグレナを摂取したラットのグループは一定時間内の血糖値の合計(AUC)の減少が確認されました。

※出典:R Shimada et al. Food Funct., 2016, 7, 4655 から改変

2 ユーグレナ及びパラミロン摂取による肝臓繊維化に対する研究結果

非アルコール性脂肪肝炎を発症させたマウスに、通常の餌・ユーグレナ粉末・パラミロン粉末それぞれを7日間継続摂取させた後、肝臓のα-SMAの免疫染色の陽性面積率を比較。結果、ユーグレナ粉末、パラミロン粉末を継続摂取させたグループはα-SMAの免疫染色の陽性面積率が約40%低下することが確認されました。

3 ユーグレナ継続摂取によるLDHコレステロール値の研究結果

血中脂質が高めの男女30名に、60日間にわたりユーグレナ粉末を1日1,000㎎継続摂取してもらったところ、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールの数値が減少したことが確認されました。

※出典:メディカルサイエンスダイレクト(2017)

【関連記事】
ユーグレナはどんな人におすすめ? >

4 30日間ユーグレナ粉末継続摂取による1日の排便量に対する研究結果

40~60歳の男女28名を対象に30日間ユーグレナ粉末を1日2,000㎎摂取してもらったところ、1日の排便頻度と1回の排便量から算出した1日の排便量が増加したことが確認されました。

出典:第21回腸内細菌学会
https://bifidus-fund.jp/meeting/pdf/21th/A1_12.pdf

5 パラミロン2ヶ月摂取によるアトピー性皮膚炎症状の研究結果

10代~60代の男女でアトピー性皮膚炎患者である27名に、2ヶ月間パラミロン粉末を摂取してもらったところ、アトピー性皮膚炎の重症度を表す血中TARC値(グラフ左)、血中好酸球値(グラフ右)が低減したことが確認されました。

6 8週間パラミロン継続摂取による免疫バランス調整値の研究結果

免疫力に不安がある男女10名に、8週間にわたりパラミロン粉末を1日1,000㎎継続摂取してもらったところ、血液中のリンパ球にてIFN-y(細胞性免疫系のサイトカイン)の増加、IL-4(液性免疫系のサイトカイン)の減少が確認されました。

※出典:アンチエイジング医学(2015年)

7 ユーグレナ粉末もしくはパラミロン粉末摂取による肥満マウスの脂肪蓄積に対する研究結果

マウスに脂肪の多い食事を摂取させると、脂肪が増加し肥満状態になります。一方、脂肪の多い食事とユーグレナ粉末もしくはパラミロン粉末を一緒に摂取させると、脂肪の蓄積が抑えられました

脂肪の多い食事とユーグレナ粉末もしくはパラミロン粉末を一緒に摂取させたマウスでは、生体内で様々な炎症を引き起こすたんぱく質(炎症性サイトカイン)の量が少ないことが分かりました

【関連記事】
ミドリムシとダイエット 専門家が解説 >

8 ユーグレナエキスの乳酸菌活性化における研究結果

牛乳にユーグレナエキスを添加し、試験管の中で一定時間温度を保つと、より早く固まる(ヨーグルト化)こと、また、pHが低下して酸性に変化することが確認されました。これはユーグレナエキスが乳酸菌の働きを活性化させていることを示しています。

9 ユーグレナおよびパラミロンの摂取によるインフルエンザウィルス数変化の研究結果

マウスにユーグレナ粉末やパラミロン粉末を、2週間食事で与えた後インフルエンザウイルスを投与。その結果、パラミロンとユーグレナを与えたマウスではインフルエンザウイルス数が少ないことが確認されました。

※出典:オランダの学術雑誌「Biochemical and Biophysical Research Communications (BBRC)2017/9/30オンライン版

10 ユーグレナ摂取による花粉症発症変化の研究結果

モデルラットを意図的に花粉症の症状にし、ユーグレナを経口投与。鼻掻き行動が抑制されました。

参考:日本食生活学会誌Vol.24 No.3 (2013)
https://www.euglab.jp/euglena/report/detail/000088.html

11 加水分解ユーグレナエキス添加による皮膚細胞に対する研究結果

ヒト真皮繊維芽細胞に、ユーグレナから抽出された美容液「加水分解ユーグレナエキス」を添加したところ、繊維芽細胞(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの合成に関与する細胞)の増殖を確認されました。

出典:FRAGRANCE JOURNAL (2008年10月号)

12 ユーグレナの摂取による収縮時血圧に対する研究結果

ユーグレナ社は、高血圧のラットにユーグレナ粉末を摂取させた結果、摂取後4時間~8時間後における収縮時血圧が有意に低下したことが確認されました。

出典:Medical Science Digest Vol 43 (3), 2017, p 28(142) – 30(144)

13 加水分解ユーグレナエキス添加による毛髪に対する研究結果

ヒト毛乳頭細胞に加水分解ユーグレナエキスを添加したところ、細胞増殖作用が確認されました。

14 ユーグレナ継続摂取による自律神経バランスの研究結果

20代~64代の男女77名に、ユーグレナ粉末を朝夕食後2回に分けて、500 mg、1,000 mg、3,000 mgそれぞれを12週間毎日摂取してもらいました。その結果、作業ストレス負荷時に心身の健康を保ちやすくなることが分かりました。

作業ストレス負荷時のイライラ感や緊張感を抑制することが分かりました。

睡眠への満足度が増加しました。

出典:第74回日本栄養食糧学会

15 ユーグレナ継続摂取による心・認知・運動に対する研究結果

脳由来神経栄養因子(BDNF)や認知機能速度・運動速度の向上、心の健康スコアの上昇が確認されました

参考:株式会社ユーグレナ
https://www.euglena.jp/news/20190528/

まとめ

人類が誕生するはるか以前の5億年も前から生存していたといわれるミドリムシ(ユーグレナ)。東京大学からスタートしたベンチャー企業 ユーグレナ社がミドリムシの大量培養に成功し、現在まで食料問題、健康問題、環境問題、エネルギー問題を解決するために様々な大学や研究機関、企業により研究が進みました。ミドリムシにはこれからも大きな期待が寄せられています。

監修:サプリメントアドバイザー・健康管理士 槙田 美登里

  • このエントリーをはてなブックマークに追加