ミドリムシ(ユーグレナ)研究結果に基づく効果・効能【総まとめ】

最終更新日 2019年8月30日

監修:健康管理士・サプリメントアドバイザー
 槙田 美登里

▲2019年6月 シックスセンスラボ㈱主催のユーグレナセミナーでも研究結果を紹介させていただきました。

ユーグレナの効果効能については、これまでも多くの研究結果が発表され、長寿社会に
おいて大いに期待が寄せられています。
2019年5月、ユーグレナを継続的に摂取することで脳の状態に効果的に寄与することを確認した と株式会社ユーグレナが発表しました。

脳の神経細胞の増加に不可欠なたんぱく質である BDNF(脳由来神経栄養因子)の上昇、認知機能速度や運動速度の向上、心の健康スコアの改善を示す研究結果が確認されたのです。
ここでは、最新の研究結果に基づき、ユーグレナのさまざまな効果効能ついても詳しく解説します。

最新研究結果!ミドリムシが脳にも良い!?

ユーグレナの継続摂取が脳の状態に効果的に寄与することが、最新の研究で確認されました。

・脳細胞の増加に不可欠なたんぱく質である血中の BDNF (アルツハイマー型認知症やうつ病患者では 量が減少することが知られています)の上昇
・脳からの指令で身体が動く速度(認知機能速度・運動速度)の向上
・健康関連 QOL(生活の質)としての心の健康スコアの改善
など、私たちが健康で長生きするためのすばらしい結果が報告されています。

ヒト臨床試験により、ユーグレナの継続摂取が脳の状態に効果的に寄与することを確認しました

~脳由来神経栄養因子(BDNF)の上昇や認知機能速度・運動速度の向上、心の健康スコアの改善などを確認~
参考:株式会社ユーグレナ
https://www.euglena.jp/news/20190528/

年齢に伴い健康上の問題や不安も変化していきますが、年齢が上がると増えてくるのが、がんや高血圧症、糖尿病、脳血管疾患・心疾患などの生活習慣病への不安です。
そして、近年急激に増えているのが「認知症」への不安です。
日本人の平均寿命は、男性80.98年、女性87.14年と年々長くなっています。2065年には、男性84.95歳、女性91.35歳となり、将来の平均寿命は女性は90年を超えると予測されています。このような超高齢社会を人類はかつて経験したことがなく、日本は他国にも例をみない急速な高齢化が進んでいます。

参考:内閣府 平成30年版高齢社会白書
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2018/html/gaiyou/s1_1.html

その一方で、認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究では、日本の認知症患者数は2025年に約650~700万人、2060年には約850~1150万人と、時代とともに増加することが予測されています。アルツハイマー病の増加が顕著で、さらにデータでは、重度の介護を要する認知症患者の数は今後も増加することが示唆されています。

参考:日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究
https://mhlw-grants.niph.go.jp/niph/search/NIDD00.do?resrchNum=201405037A

平均寿命が延びて超高齢社会になった現在、長く生きるだけでなく、いかに生きるかということは、とても重要なことです。

一挙公開!これまでの研究結果に基づくミドリムシの効果効能をご紹介します

2-1)ミドリムシが 血糖値が気になる方へおススメの理由

糖尿病や糖尿病予備群の方は、血糖値を下げる働きが十分でないため、食後に上昇した血糖値が低下せず、高血糖の状態が続いてしまいます。

食後の高血糖を改善するためには、食事の時にゆっくりと糖質が吸収されることが重要です。

食物繊維と同じような働きをする「パラミロン」を持つユーグレナを摂ることで、食後の血糖値の急激な上昇が抑えられるのではないか?と考えられてきましたが、実際に、ユーグレナの継続的な摂取により、食事(等)による急激な血糖値上昇の抑制を示唆する研究結果が発表されています。

モデルラットに10週間ユーグレナの粉末を餌として与え続けたところ、ユーグレナを摂取したラットのグループは一定時間内の血糖値の合計(AUC)の減少が確認されました。

※出典:R Shimada et al. Food Funct., 2016, 7, 4655 から改変

2-2)ミドリムシが 肝機能が気になる方へおススメの理由

肝臓は、エネルギーを作り出したり、有害な物質を無毒化するなど、とても重要な臓器です。脂肪肝、加齢、アルコール、ストレスなどの影響で肝臓の機能が弱ってくると、肝臓の損傷の指標となる、血中AST、ALTの値が高くなります。

しかし、ユーグレナを摂取することで、血中AST、ALTの濃度が下がり、活性酸素分解酵素の活性が低下しにくくなることが明らかになっており、肝臓へのダメージを減少させる可能性が期待されています。

また、ユーグレナ及びパラミロンの摂取で 非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)による肝臓の線維化を抑制して症状の悪化を防ぐ可能性を示唆する研究結果も発表されています。

非アルコール性脂肪肝炎を発症させたマウスに、通常の餌・ユーグレナ粉末・パラミロン粉末それぞれを7日間継続摂取させた後、肝臓のα-SMAの免疫染色の陽性面積率を比較。結果、ユーグレナ粉末、パラミロン粉末を継続摂取させたグループはα-SMAの免疫染色の陽性面積率が約40%低下することが確認されました。

2-3)ミドリムシが コレステロール値が気になる方へオススメの理由

ユーグレナだけが持つパラミロンは、β-1,3-グルカン(ベーターいちさんグルカン)の高分子体で、食物繊維と非常によく似た物質です。
表面には無数の小さな穴(ミクロホール)が開いていて、コレステロールなどの不要物を吸着すると言われています。難消化性なので体内に吸収されずに排出されます。

実際に、ユーグレナの継続摂取により LDLコレステロール値の改善が確認されました。

血中脂質が高めの男女30名に、60日間にわたりユーグレナ粉末を1日1,000㎎継続摂取してもらったところ、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールの数値が減少したことが確認されました。

※出典:メディカルサイエンスダイレクト(2017)

2-4)ミドリムシが便秘改善におススメの理由

ユーグレナだけが持つ「パラミロン」とよばれる物質は、不溶性の食物繊維のように、水分を吸収して膨らむことで腸の活動を活発にして、腸内で便をスムーズに運ぶ手助けをしてくれます。

さらに、乳酸菌など善玉菌の活性化も手助けしますので、腸内環境の改善も期待できます。
実際に、ユーグレナの摂取により 便秘改善効果を示唆 する研究結果が発表されました。

40~60歳の男女28名を対象に30日間ユーグレナ粉末を1日2,000㎎摂取してもらったところ、1日の排便頻度と1回の排便量から算出した1日の排便量が増加したため、ユーグレナの継続摂取が便秘改善に寄与する可能性が確認されました。

出典:第21回腸内細菌学会
https://bifidus-fund.jp/meeting/pdf/21th/A1_12.pdf

2-5)ミドリムシが子どもにもオススメの理由

ユーグレナは、幼児期のお子さまからご年配の方まで安心して摂取できます。

人が生きるために必要とする栄養素のほとんどすべてを持っているユーグレナは、野菜嫌い、魚嫌いなど偏食がちなお子さまの栄養バランスの改善に役立ちます。

また、成長期、受験期などに不足しがちなビタミンやミネラルを効率的に補うことができます。

アレルギーのお子さま、発達障害や不登校などのお子さまは、総じて腸内環境が悪い傾向があると言われています。

腸内環境を整えてあげるためにもユーグレナはオススメです。

ユーグレナは、自然豊かな石垣島で食品として培養されたものですので、小さなお子さまにも安心です。

2-6)ミドリムシがアトピーの悩みにおススメの理由

アトピー性皮膚炎の患者さんにユーグレナを継続して摂取してもらい、アンケート調査を行ったところ、かゆみ、痛み、刺激感、炎症の範囲、生活や仕事への影響などで症状の改善がみられ、QOL(Quality of life=生活の質)が向上したということです。
実際に、パラミロンの摂取でアトピー性皮膚炎の症状を緩和することを示唆 する研究結果が発表されました。

10代~60代の男女でアトピー性皮膚炎患者である27名に、2ヶ月間パラミロン粉末を摂取してもらったところ、アトピー性皮膚炎の重症度を表す血中TARC値(グラフ左)、血中好酸球値(グラフ右)が低減したことが確認されました。

2-7)ミドリムシが免疫力を向上させると言われる理由

体内に侵入する細菌やウイルスなどの異物に反応して、体を守るのが免疫システムです。

免疫細胞の約7割は腸にあると言われていますので、ユーグレナで腸内環境が整えられることで、免疫バランスが整えられると考えられます。

免疫反応を調節するヘルパーT細胞には、細胞性免疫とよばれるTh1細胞と、液性免疫とよばれるTh2細胞とがあります。
Th1細胞が優位になりすぎると自己免疫疾患になりやすく、Th2細胞優位になりすぎるとアレルギー疾患になりやすいといわれ、体質に大きく関わっています。

免疫システムは、このTh1細胞とTh2細胞のバランスを保つことが非常に大切です。

実際に、パラミロンの8週間の継続摂取で免疫のバランスの調整を行うことを示唆する研究結果が発表されました。

免疫力に不安がある男女10名に、8週間にわたりパラミロン粉末を1日1,000㎎継続摂取してもらったところ、血液中のリンパ球にてIFN-y(細胞性免疫系のサイトカイン)の増加、IL-4(液性免疫系のサイトカイン)の減少が確認されたことより、免疫のバランスを調整する可能性が示されました。

※出典:アンチエイジング医学(2015年)

2-8)ミドリムシがダイエットにおススメの理由

私たちは、食べたものを体内でエネルギーに変えて、体を動かす、心臓を動かす、呼吸をする、体温を維持するといった生命活動を行なっています。

しかし、ビタミンやミネラルが不足してしまうと、食べたものがエネルギーに変えられず、消費するエネルギー量が減って太りやすくなってしまいます。

ユーグレナには、ビタミン14種類、ミネラル9種類など59種類の栄養素がバランスよく含まれていますので、ダイエット中の方のエネルギー代謝をしっかりサポートしてくれます。

また、腸の活動が活発になると、お通じもスムーズになり、腸内環境が改善されます。

実際に、便秘が解消し、腸内細菌のバランスが整って腸内環境が改善されることで、ダイエットに成功したというケースも多くあります。

2-9)ミドリムシが腸内環境にいいと言われている理由

私たちの腸の中には、たくさんの腸内細菌がまるでお花畑のように広がっていて、この腸内フローラが私たちの健康に大きく関わっていると言われています。

年齢とともに腸内の善玉菌が減ってきたり、不規則な食事や生活によって悪玉菌が増えて、腸内細菌のバランスが悪化してしまいます。

ユーグレナは、善玉菌の働きを活性化させることで腸内細菌のバランスを向上させて、腸内環境を改善してくれます。
実際に、ユーグレナエキスが乳酸菌の働きを活性化させることが確認 されました。

牛乳にユーグレナエキスを添加し、試験管の中で一定時間温度を保つと、より早く固まる(ヨーグルト化)こと、また、pHが低下して酸性に変化することが確認されました。これはユーグレナエキスが乳酸菌の働きを活性化させていることを示しています。

2-10)ミドリムシを継続摂取することによって 胃潰瘍症状の緩和効果を示唆

マウスにユーグレナ粉末を含んだエサを2週間経口摂取させ、その後マウスに急性の胃潰瘍を誘導し、胃潰瘍の形成範囲を調査。ユーグレナ粉末を含んだエサを摂取したマウスは胃潰瘍の形成範囲の抑制が確認されました。

出典:日本ビタミン学会第67回大会

2-11)ユーグレナおよびパラミロンの摂取で インフルエンザ症状を緩和する可能性を示唆

マウスにユーグレナ粉末やパラミロン粉末を、2週間食事で与えた後インフルエンザウイルスを投与。その結果、免疫細胞が活性化し、インフルエンザ症状の緩和効果を有することが確認されました。

※出典:オランダの学術雑誌「Biochemical and Biophysical Research Communications (BBRC)2017/9/30オンライン版

2-12)ユーグレナの摂取でスギ花粉症の症状を緩和する可能性を示唆

モデルラットを意図的に花粉症の症状にし、ユーグレナを経口投与。鼻掻き行動が抑制され、その結果から、花粉症の症状が軽減される可能性があることが示唆されました。

参考:日本食生活学会誌Vol.24 No.3 (2013)
https://www.euglab.jp/euglena/report/detail/000088.html

2-13)ユーグレナおよびパラミロンの摂取により 関節リウマチ症状が緩和する可能性を示唆

関節リウマチを発症させたマウスに、通常の餌・ユーグレナ粉末入りの餌・パラミロン粉末入りの餌を24日間継続して与えたところ、ユーグレナ、パラミロン粉末を与えたマウスは関節炎の重症度が軽減されました。

※出典:A.Nakashima et al. Biochem Biophys Res Commun. 2017 2015.2.9/2017.11.01

2-14)ユーグレナおよびパラミロンの摂取により 関節リウマチ症状が緩和する可能性を示唆加水分解ユーグレナエキスが 皮膚細胞の増殖を促進することを示唆

ヒト真皮繊維芽細胞に、ユーグレナから抽出された美容液「加水分解ユーグレナエキス」を添加したところ、繊維芽細胞(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの合成に関与する細胞)の増殖を確認されました。

出典:FRAGRANCE JOURNAL (2008年10月号)

これからの人生をどう生きていくか「健康寿命」を延ばす意義とは?

日本人の「健康寿命」は、男性72.14歳、女性74.79歳。平均寿命と健康寿命の間に、男性で8.84年、女性では12.35年もの差があるのです。
健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことです。ですから、この平均寿命と健康寿命の差は、すなわち日常生活に問題を抱えながら生活しなければならない不健康な期間ということになります。
平均寿命が延びるにともない、不健康な期間が延びることは決して喜ばしいことではないでしょう。
病気の予防と健康増進、介護予防などによって、平均寿命と健康寿命の差を短縮することができれば、QOL(生活の質)の低下を防ぐとともに、社会保障費の負担の軽減も期待できます。
平均寿命の延び以上に健康寿命を延ばすことがとても重要なことなのです。

参考:健康日本21(第2次)の推進に関する参考資料
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/dl/kenkounippon21_02.pdf

生活習慣病予防やさまざまな不調の改善など、子どもからご年配の方まで、健康と長生きを応援してくれるユーグレナは、私たち現代人の救世主と言えるでしょう。

まとめ

人類が誕生するはるか以前の5億年も前から生存していたといわれるミドリムシ。
植物と動物両方の栄養バランスに優れ、効率的に栄養を摂取できるため、発展途上国の人々や地球規模の栄養問題の解決に期待されてきました。
さらに、食品としてだけでなく、化粧品としての利用や飼料、地球温暖化防止やバイオ燃料の生産に関する研究開発も進んでいます。
ユーグレナの摂取が脳の状態にも寄与することが確認されたことで、さらに注目度が増していることは言うまでもありません。
さまざまな研究が進んでいく中、日本人の健康長寿を支える役割にも大きな期待が寄せられています。
「イキイキと自分らしく、健やかな人生を楽しみたい。」
5億年前から細胞分裂を繰り返して生き続けるユーグレナが、私たちの未来も救ってくれるのかもしれません。

監修:サプリメントアドバイザー・健康管理士 槙田 美登里

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