筆者:望月みどり
漢方養生指導士・サプリメントアドバイザー・健康管理士
大人の清潔感を左右する香り
爽やかな風が心地よい季節になり薄着になる機会が増えると、ふとした瞬間に「ニオイ」が気になることはありませんか?
目に見える身だしなみ以上に印象を左右するのが、見えない「香り」です。

嗅覚は感情にダイレクトに伝わるため、わずかなニオイがその人の印象を決定づけてしまうことも少なくありません。
年齢を重ねるごとに変化する皮脂の質や、蓄積した疲れによる「体臭の変化」は、自分では気づきにくいからこそ、日々の丁寧なケアが大切です。
本格的な夏を前に、冬の間休んでいた汗腺が急に動き出すこの時期の汗は、ベタつきやすく雑菌が繁殖しやすいのが特徴です。
毎日の入浴に、簡単にできるニオイ対策を取り入れましょう。
ニオイを抑える3つの入浴習慣
【 step1 】まずは湯船に浸かって毛穴の掃除
いきなり体を洗うのは禁物です。
まずは、ぬるめのお湯に10分程度浸かり、じんわり汗をかいて毛穴の奥にこびりついた「酸化した古い皮脂」を浮き上がらせましょう。
【 step2 】洗う順番は「上から下」が鉄則
頭皮や顔から出た皮脂汚れが体に残らないように、体は「上から下」へと洗う方が効率的です。
シャンプーを終えてから、首筋、胸元、足先へと全身をムラなく洗い流しましょう。
【 step3 】「たっぷりの泡」で転がすように洗う
ポイントはゴシゴシ擦らないこと。
強い摩擦は肌のバリア機能を壊し、乾燥を防ごうとして余計な皮脂分泌を招きます。
泡が汚れを吸着するイメージで、手で優しくなでるように洗い上げましょう。
ニオイ対策には「石鹸」が良い?
最近は、便利なポンプ式のボディソープが主流ですが、保湿成分が豊富でしっとり仕上がる反面、合成界面活性剤が主成分のボディソープは、デオドラント対策としては天然油脂由来の「石鹸」には及びません。
弱アルカリ性の石鹸がつくるキメ細かく弾力のある泡は、毛穴に詰まったタンパク質汚れをしっかり吸着します。
そのため、ゴシゴシ擦らなくても、ニオイの元となる酸化した皮脂をすっきりと洗い流してくれます。
殺菌力や香りが強すぎるものは、肌を乾燥させたり、時間が経って体臭と混ざり不快なニオイに変化することも。
大切なのは香りで隠すことではなく、元から洗い流すことです。
肌をいたわりながら汚れを落とす、天然由来成分の石鹸が理想的です。

要注意!ニオイの「ホットスポット」


せっかく丁寧に体を洗っても、お風呂上りにニオイの発生を招いてしまうこともあります。
生乾きの洗濯物が臭うのと同じで、肌に水分が残っていると雑菌が繁殖しやすくなります。
特に指の間や脇の下、耳の後ろなどは、清潔なタオルで優しく、しっかりと水気を拭き取ることも大切です。