40代女性の頭皮の臭いは加齢臭が原因だった。専門家が詳しく解説

最終更新日 2022年10月11日

監修:漢方養生指導士・健康管理士・サプリメントアドバイザー
望月 みどり

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「40代になってから頭皮の臭いが気になって仕方がない。何が原因なんだろう?」
「丁寧に髪を洗っても嫌な臭いが消えない!何かいい対策はないだろうか?」

40代女性で、このように悩む方は多いのではないでしょうか?

これまで通り洗髪しているにもかかわらず、汗や脂の混じった頭皮独特の臭いが鼻をつくようになり、周りに不快な思いをさせているのではと、つい気になってしまいますよね。

結論から申し上げると、40代女性の頭皮が臭う原因の1つとして、「加齢臭」が挙げられます

「加齢臭」と聞くと、一見男性だけに発生するものと思われがちですが、実は更年期にあたる40代以降の女性は、女性ホルモンが減少する影響で、加齢臭が発生しやすい環境に置かれているのです。

「成城松村クリニック」の院長・松村圭子さんによれば、加齢臭は「皮脂の酸化」が原因ですが、閉経後の女性は高い抗酸化作用を持つ女性ホルモン「エストロゲン」が減少することで、体が「酸化しやすい」状態になり、結果的に加齢臭が出やすいということです。

そこで今回この記事では、40代女性の頭皮が臭う原因として、特に「加齢臭」に注目しながら、以下のポイントを押さえてご紹介していきます。

この記事でわかること
・40代女性の頭皮が臭う原因は主に加齢臭
・頭皮の臭いを根本から改善するための対策
・女性の場合は35歳でニオイが変わる
・40代以降で加齢臭が増える理由
・お勧めはサプリやシャンプーの併用

この記事をお読みいただければ、なぜ40代女性の頭皮が臭い始めるのか原因がわかり、根本から改善するための対策を理解していただくことができます。

また、日常的な対策と合わせて「加齢臭」「ミドル脂臭」専用のシャンプーや、サプリメントについてもお伝えしますので、ぜひ最後までお読みくださいね。

40代女性の頭皮が臭いやすい原因は加齢臭かもしれない!

40代女性の頭皮が臭う原因はいくつかありますが、もっとも大きな原因として加齢臭が考えられます。

加齢臭とは、年齢を重ねるにつれ出てくる独特の体臭のことを指します。
よく古本や枯草のような臭いに例えられることがあり、主に中高年の男性に発生するものと思っている方も多いでしょう。

しかし、更年期を迎える40代女性にも加齢臭は発生します。
そしてこの加齢臭が、頭皮を臭くしている主な原因となっているのです。

さらに「加齢臭」のほかにも、中高年になると主に後頭部から発生する「ミドル脂臭」も、頭皮の臭いの原因だと考えられます。

「加齢臭」と「ミドル脂臭」とは一体どういうものなのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

1-1.40代女性の頭皮が臭くなる原因は「加齢臭」の可能性がある

「加齢臭」とは、40代以降に発生する独特の体臭を指します。
この加齢臭が発生してしまう原因に、「ノネナール」という成分が深く関わっています。

「ノネナール」は、人の体の中でも皮脂が多く分泌されやすい場所に発生しやすく、「ノネナール」が増えるほど「加齢臭」もひどくなってしまいます。

山手クリニックによれば、皮脂が多く集まっている場所の1つに、人の頭部が挙げられます。

皮脂腺が多く分布するのは太い毛が多く生えている正中線(身体の真ん中)に沿った部位です。そのため、皮脂膜を形成するのは頭部から額、鼻周辺、胸や背中の中央の部位で、それ以外の部位では毛も細く少ないので、皮脂腺も小さく少なくなり、通常は膜状にはなりません。

さらに、クリニックフォアグループいわく、頭皮の皮脂は顔に比べて、なんと約2倍の皮脂量があります。

頭皮の皮脂量は、皮脂の分泌が多い顔の額から鼻筋、いわゆるTゾーンと呼ばれる部分の2倍あります。

そのため、皮脂量の多さに応じて臭い成分「ノネナール」も多く発生するため、頭皮の臭いが強く感じられてしまうのです。

1-2.「ミドル脂臭」の場合も考えられる

40代女性の頭皮が臭う原因は、加齢臭以外にも「ミドル脂臭」の可能性もあります。

「ミドル脂臭」の第一発見者で、名付け親でもある株式会社マンダムは、この臭いを次のように定義しています。

マンダム独自の男性の体臭研究で、汗臭、加齢臭とは異なる30~40歳代の男性に特有の「第3のニオイ」を新たに発見。
これを「ミドル脂臭」と名付けました。
ミドル脂臭は汗に含まれる「ジアセチル」が原因成分であり、主に後頭部や頭頂部を中心に発生する、使い古した油のようなニオイです。

上記をご覧いただくと、「ミドル脂臭」は30~40代の男性を対象に研究されていますが、五味クリニック院長の五味常明さんいわく、「ミドル脂臭」は40代以降の女性にも発生します。

「ミドル脂臭」が作り出される仕組みとしては、汗の中に含まれる「乳酸」が、皮膚の常在菌である「表皮ブドウ球菌」や「黄色ブドウ球菌」に混じり合い、「ジアセチル」という原因成分を生み出すことにあります。

この「ジアセチル」という物質が、「ミドル脂臭」特有の脂っぽい臭いを発生させることが判明しています。

ちなみに「乳酸」は、私たちが疲労を感じると、体内で分泌される成分です。

前出した五味常明院長によると、更年期を迎えた女性は特に、ホットフラッシュなど突然の顔のほてりなどにより、汗をかく機会が増えます。その分、このような「ミドル脂臭」を発生させる機会が増えることになるため、女性であっても油断できません。

40代を過ぎてからあなたの頭皮の臭いが気になっているとしたら、それは「ミドル脂臭」の可能性もあります。

頭皮の臭いを根本から改善するために重要な5つのこと

「加齢臭」「ミドル脂臭」に悩まされる40代女性が、頭皮の臭いを根本から改善するためには、洗髪を丁寧にするなどの通常ケアももちろん大切ですが、より根本からしっかり対策する必要があります。

例えば「加齢臭」は、臭い成分「ノネナール」が原因になるとお伝えしましたが、「ノネナール」は体内の脂肪酸が酸化することで生じる臭いです。
そのため、「ノネナール」の発生を少しでも防ぎたいのであれば、体内の酸化を防ぐような対策が重要です。

また「ミドル脂臭」は、汗に含まれる「乳酸」が皮膚の常在菌と混ざり合うことで生じる臭いです。
そのため、いかに「乳酸」の分泌を減らすか、または汗のケアをこまめにするかが重要になってきます。

このような点を踏まえて、「加齢臭」「ミドル脂臭」それぞれの臭い防止対策をご紹介していきましょう。

2-1.「加齢臭」を減らす根本対策2つ

前述したように、「加齢臭」の根本原因となっているのは、「ノネナール」という臭い成分です。
「ノネナール」は、体内の脂肪酸が酸化することで生じる悪臭のため(詳しくは、「3-2.なぜ40代以降で加齢臭の原因菌「ノネナール」が増え始めるのか?」をご参照下さい)、少しでも「ノネナール」の発生を防ぎたいのであれば、以下のような対策がベストです。

1つずつ見ていきましょう。

①抗酸化作用を持つ食べ物を食べる

体内の脂肪酸を酸化させないためには、酸化を防ぐ「抗酸化作用」を持つ食べ物を積極的に口にしましょう。

ららぽーと横浜クリニックによると、ビタミンCビタミンEは体内の酸化を防ぎ、加齢臭の原因物質「ノネナール」を抑制するのに効果的だと述べています。

その他にも、「抗酸化作用」を発揮する食べ物としては、カロテノイドやポリフェノールを含むものも有効です。ぜひ下記の食品例を参考にしてくださいね。

【抗酸化作用のある食べ物例】

ビタミンC(柑橘類、キウイフルーツ、赤/緑ピーマン、ブロッコリー、イチゴ、トマトなど)
ビタミンE(ピーナッツ、アーモンドなどのナッツ類、ほうれんそうなどの緑色野菜など)
カロテノイド(マンゴー、柿、あんず、わかめ、ひじきなどの海藻類、赤唐辛子など)
ポリフェノール(ブルーベリー、大豆、ごまなど)

②脂っこい食べ物を避ける

「加齢臭」を減らすためには、脂の多い食べ物を避けるのも重要です。
なぜなら、脂っこい食べ物を多く摂取すればするほど、皮脂の分泌量が増え、その分「ノネナール」を発生させる機会が増えてしまうからです。

例えば、普段よく牛肉や豚肉など、脂の多いものを食べている方であれば、脂質の少ない魚料理などを中心に摂ることで、脂質の接種を控えることができます。

どうしても肉を食べたい場合は、赤身を選ぶなどして、体内に脂肪分を取り入れるのを少しでも減らすよう工夫しましょう。脂っこい食べ物を避けることで、「加齢臭」を軽くすることが期待できます。

2-2.「ミドル脂臭」を減らす根本対策3つ

「ミドル脂臭」は「加齢臭」と比べると、発生の際に「乳酸」を分泌するという特徴があります。
「乳酸」は疲労物質としても知られているように、体が疲れを感じたり、精神的なストレスを感じたりした際に体内に分泌されます。

前述した五味クリニック院長の五味常明さんは、この「乳酸」の発生原因について以下のように述べています。

乳酸が多くできるのは、酸素を十分に使わないで体内のエネルギーを消費するときです。無酸素の運動や、無意識に息を詰めるような場面に伴って増えます。

つまり、目の回るような忙しさで働いていたり、緊張を強いられるようなストレスの多い場面に出くわしたりすると、私たちの体は「乳酸」を発生させ、それがミドル脂臭へとつながってしまうのです。

このような点を踏まえて考えた時、頭皮から出てくる「ミドル脂臭」を減らすには、以下3つの方法を試してみることをお勧めします。

①ストレスや疲労を溜めない工夫をする(入浴・良質な睡眠など)

まずはストレスや疲労を極力溜めないようにしましょう。
心身共にリラックスした状態を作るには、

・湯船にゆったりつかる
・良質な睡眠を取る

といいでしょう。常に緊張したままでいると、疲労物質である「乳酸」が発生し続け、「ミドル脂臭」が悪化してしまいます。

特に体が冷えた状態だと血流が悪くなり、「乳酸」などの老廃物がなかなか体の外へ流れてくれず溜まり続けてしまいます。しかし、ゆっくり入浴して体を温めることで血行を良くし、体に不要な物質を体外へ押し出してくれます。

結果、新陳代謝もよくなり、分泌された「乳酸」も溜まることがないため、「ミドル脂臭」を発生する原因成分を排除することができるのです。

②有酸素運動を心がけて良い汗をかく

有酸素運動を普段の生活に取り入れるようにし、良い汗をかくように意識してみましょう。
その理由として、有酸素運動をすると「乳酸」が体内でエネルギーとして力を発揮することにつながるからです。

さらに、運動を続けることで汗をかく機会が増え、汗腺が強くなります。

適度な発汗により鍛えられた汗腺は、さらさらした薄い汗を出してくれるため、濃度の濃いべとべとの汗が放つ「ミドル脂臭」とはほど遠い環境を作ってくれます。

③酸味のある食べ物を食べて疲労回復に努める

梅干し・レモン・お酢などクエン酸を含む酸っぱい食品は、体の疲労回復をするのに役立ってくれます。
そのため、疲れを感じた時は、酸っぱい食べ物を摂取することをお勧めします。

理由として、人は疲労を感じると体内に「乳酸」の分泌が増えてしまうからです。

国家公務員共済組合連合会大手前病院の医師・甲斐沼孟さんは、以下のように述べています。

クエン酸には実は筋肉部位における乳酸の濃度を低くする作用が知られているのです。

上記の通り、疲労物質である「乳酸」を溜めないためには、クエン酸を上手に摂取することが重要です。そのため、疲労を感じた時はできるだけ払拭できるよう、酸味のある食品を口にするよう心掛けましょう。

上記のように、「ミドル脂臭」もきちんと対策しておけば、臭いを軽減することができます。
ぜひ実践できそうなものから試してみてくださいね。

女性は35歳を境に臭いが変わる

40代以降になると、男女共に「加齢臭」や「ミドル脂臭」が発生し、体臭が変化していくことをお伝えしましたが、女性にはこの他にも、頭皮の臭いが強くなってしまう原因があります。

詳しく解説していきましょう。

3-1.35歳を境に減少する甘い香り「ラクトン」

40代女性の頭皮が臭う原因として、もう1つ考えられるのは、そもそも女性は35歳を境に臭いが変わるという点です。

これには、女性の体臭に大きく関わる「ラクトン」いう物質が関わってきます。

ロート製薬株式会社によると、10~20代女性には「独特の甘い香り」があるとし、その香りを発生させているのは「ラクトンC10/ラクトンC11」という成分であるとしています。

ロート製薬が行った実験では、10~50代女性50名に背中上部に布を取り付けたTシャツを渡し、その後回収して臭い成分を割り出しました。その結果、残念ながら「ラクトンC10/ラクトンC11」は、35歳を境にその濃度が減少し始めることがわかりました。

出典:ロート製薬株式会社のデータより図を作成

若々しく、女性らしい「甘い体臭」が35歳以降になるとすっかり減少してしまい、むしろ40代に突入すると「加齢臭」や「ミドル脂臭」へと変わっていくことで、不快な臭いを出すようになっているのです。

そのため、これまで通りの頭皮ケアを熱心に行っても、若い頃のような体臭に戻るのはなかなか難しいと言えるでしょう。

それではなぜ、40代になると「加齢臭」や「ミドル脂臭」が増えるのでしょうか?
次項で、「加齢臭」に特化して詳しく説明していきましょう。

3-2.なぜ40代以降で「加齢臭」が増え始めるのか?

40代以降で「加齢臭」が増え始める理由として、原因物質である「ノネナール」がどんどん増えて強い臭いを放つことが挙げられます。

それではなぜ、中高年になると「ノネナール」が増えてしまうのでしょうか?

考えられる理由は2つあります。

・加齢により脂肪酸「9-ヘキサデセン酸(別名パルミトレイン酸、以下前者のみ表記します)」が増える
・加齢により「過酸化脂質」が増える

上記で述べた

・9-ヘキサデセン酸
・過酸化脂質

とは、「ノネナール」を発生させる原因物質となります。

一体どのようなメカニズムになっているのか、詳しく見ていきましょう。

3-2-1.加齢により「9-ヘキサデセン酸」が増える

「ノネナール」を発生させてしまう原因として、大きく関わってくるのが「9-ヘキサデセン酸」です。

「9-ヘキサデセン酸」とは、私たちの体内にある不飽和脂肪酸のことを指します。

不飽和脂肪酸とは、オリーブ油などの植物油や魚に含まれるDHAなど、私たちの健康には欠かせない脂肪酸なのですが、熱や空気、光にさらされるとすぐに酸化してしまいます。

この「9-ヘキサデセン酸」が皮脂として皮膚表面に分泌されると、もともと皮膚に住んでいる常在菌がこの脂肪酸を食べて分解し、加齢臭の元となる臭い物質「ノネナール」を発生させます。

そのため、頭部など皮脂が多い場所ほど「ノネナール」が多く発生し、嫌な臭いを出してしまうのです。

品川シーサイド皮膚・形成外科クリニックによると、「9-ヘキサデセン酸」は若い頃はあまり体内に存在しないのですが、年齢を重ねると、男女問わず増えてくることがわかっています。

結果、中高年の方は「加齢臭」が強くなっていきます。

3-2-2.加齢により「過酸化脂質」が増えてしまう

また、加齢により「過酸化脂質」が増えることも「ノネナール」の発生につながります。

「過酸化脂質」とは、コレステロールや中性脂肪が酸化したものを指します。

この「過酸化脂質」と前述した「9-ヘキサデセン酸」がくっつくと、「ノネナール」の発生が促進されてしまうのです。

それでは、なぜ加齢とともに「過酸化脂質」が増えるのでしょうか?

それは、年を取って体が老化することで、体内が酸化しやすくなってしまうからです。若い頃は、体の酸化を防ぐ「抗酸化作用(体の中を酸化させないこと)」が強力に働いているのですが、年齢と共にその力は低下し、代わりに現れるのが「活性酸素」です。

「活性酸素」とは、私たちが体内に取り込んだ酸素の一部が活発に働くあまり、体の細胞を傷つけてしまうものを指します。

藤沢総合健診センターによると、通常この「活性酸素」は、体内に侵入してきた細菌やウィルスから私たちの体を守ってくれる役割を果たしますが、加齢で「活性酸素」が増えることで、「過酸化脂質」を生み出す元にもなってしまいます。

さらに、加齢で酸化しやすい体になっているにもかかわらず、40代以降は、コレステロールや中性脂肪を溜めやすい時期でもあります。

仕事のストレスや過労、睡眠不足など乱れた生活スタイルに加え、バランスの悪い食生活がたたり、コレステロールや中性脂肪などの「脂質」を体内に溜めこんでしまうのです。

結果、その「脂質」が酸化し、多くの「過酸化脂質」を作りやすい状況にしてしまいます。

多くの「過酸化脂質」はその後「9-ヘキサデセン酸」と結びつき、最終的には、加齢臭の原因物質である「ノネナール」の発生をどんどん促してしまうのです。

少しでも早く解決したい場合は、サプリやシャンプーの併用がお勧め

40代女性の頭皮の臭いの原因となる、「加齢臭」「ミドル脂臭」の対策方法について、「2.頭皮の臭いを根本から改善するために重要な5つのこと」では5つの対策をご紹介しましたが、普段からこまめにケアを行っても、人によってはいまいち効果を感じにくい方もいらっしゃるかもしれませんね。

そんな時は、臭いケアができるアイテムを活用することをお勧めします。
頭皮の「加齢臭」や「ミドル脂臭」に関しての悩みは、普段のケアに加えて、以下のようなアイテムを併用するといいでしょう。

●「加齢臭」「ミドル脂臭」向けの専用シャンプーやリンス
●体内の酸化を防ぐサプリメント

早速詳しく見てみましょう。

4-1.「加齢臭」「ミドル脂臭」専用のシャンプーに変える

「加齢臭」や「ミドル脂臭」を抑えるための、専用シャンプーお勧めです。
商品を選ぶ際は、以下2点に注目してみましょう。

●「カキタンニン」「緑茶カテキン」などの消臭成分が入っているかどうか
●頭皮の皮脂を洗い流す洗浄力があるかどうか

消臭対策として有効な成分は、「ポリフェノール」です。以下のような成分に含まれています。
・カキタンニン(柿渋に含まれるポリフェノール)
・緑茶カテキン(緑茶の苦味と渋味に含まれるポリフェノール)

また、臭いの原因となっているのは、頭皮から出る皮脂です。
頭皮は人体の中でもっとも皮脂腺が多く集まっている場所です。
この皮脂を適切に洗い、清潔を保てるかでその後の臭いも変わってきます。

そんな「頭皮の皮脂を洗い流す洗浄力」として有効なのは、「高級アルコール系の成分」です。
以下の成分は洗浄力が強いため、脂でべたつく頭皮をさっぱり洗い上げたいときはお勧めです。
・ラウリル硫酸Na
・ラウレス硫酸Na

上記のように、「加齢臭」や「ミドル脂臭」専用のシャンプーには、通常のシャンプーと比べて消臭や洗浄力に注力しているものが多いため、毎日の入浴に取り入れてみることで、臭い対策が期待できます。

専用シャンプーを選ばれる際は、念のため、裏の成分表ラベルもチェックすると確実です。

4-2.サプリメントを摂取する

さらに、加齢臭の発生を抑えるアイテムとして、サプリメントを活用するのもお勧めです。

先ほど、加齢臭対策として次の5つの対策をご紹介しましたが、

・抗酸化作用を持つ食べ物を食べる
・脂っこい食べ物を控える
・ストレスや疲労を溜めないようにする
・有酸素運動を心がけて良い汗をかく
・酸味のある食べ物を食べて疲労回復に努める

普段の食事や生活スタイルをいきなり改善しようと思っても、なかなか思い通りにいかない方も多いでしょう。

毎日焦るばかりで、対策をなかなか実行に移せないまま、「加齢臭」や「ミドル脂臭」をどんどん悪化させてしまうことにもなりかねません。

そうなる前にお勧めしたいのが、必要な時に手軽に摂取できるサプリメントです。

もちろん普段の食事や生活スタイルを改善することがもっとも望ましいのですが、それでも100%徹底的に改善することは誰だって難しいものです。

そのため、サプリメントを服用しつつ、食事や生活スタイルを少しずつ変えていくことで、少しでも「加齢臭」「ミドル脂臭」を減らせるようにしていきましょう。

選ぶなら「加齢臭」「ミドル脂臭」の悪循環を断ち切るサプリを選ぼう

前章で触れたサプリメントは、「加齢臭対策」であればどんなものでも選んでOKというわけではありません。なぜなら、商品ごとに臭いに対する考え方があり、その考え方に基づいた成分を用いて、サプリメントを作っているからです。

そんな中もっとも注意しておきたいのは、「加齢臭」「ミドル脂臭」はきちんと根本原因を経ちきらないと、「悪循環」してしまうという点です。

さらに詳しく説明しましょう。

40代以降の体が「加齢臭」「ミドル脂臭」をなかなか除去できない理由として、以下の悪循環が考えられます。

腸内環境が悪化し、老廃物を体外に排出しにくくなる
その結果、2つの作用を加速させてしまう

作用❶溜まった老廃物から菌が繁殖しやすくなり、体が酸化しやすくなる
作用❷体が酸化することで、さらに菌を繁殖しやすくする

となります。このような悪循環を断ち切るためには、

・腸内環境を整えること
・体の酸化を防ぐこと
・体内の菌を抑えること

という複数方面からのアプローチが必須です。

そのため、サプリメントを選ぶ際も、どれか1つの作用だけを促してくれるものではなく、さまざまなトラブルを同時に解決してくれるような、複数種類の成分を含むサプリメントを選ぶことがポイントです。

例えば、それぞれのトラブルを解決する成分として摂取しておきたいのは、以下のようなものがあります。

・腸内環境を整えるには
シナモンなど(食物繊維やミネラルが豊富)
乳酸菌など(腸内環境を改善)

・体の酸化を防ぐには
カンゾウ、ショウガ、緑茶、ゴボウ、コーヒー生豆など(酸化を防ぐ)

・体内の菌を抑えるには
牡蠣殻カルシウム、ショウガ、緑茶など(殺菌作用)

・その他
柿渋エキスなど(消臭)

上記をご覧いただき、ぜひ「加齢臭」「ミドル脂臭」対策のサプリメントを選ぶ際の参考にしてくださいね。

まとめ

今回は40代女性の頭皮の臭いについて、臭いが発生する理由と臭わないための対策についてご紹介してきました。

この年齢の女性の頭皮が臭くなってしまうのは、主な原因として「加齢臭」が考えられます。また、一部「ミドル脂臭」も疑った方がいいことをお伝えしました。

そんな中私たちができる対策としては、以下の方法があります。

加齢臭対策
①抗酸化作用を持つ食べ物を食べる
②脂っこい食べ物を避ける
ミドル脂臭対策
①ストレスや疲労を溜めない工夫をする(入浴・良質な睡眠)
②有酸素運動を心がけて良い汗をかく
③酸味のある食べ物を食べて疲労回復に努める

上記いずれの対策も、日常的な生活にすぐに取り入れられるものばかりです。
ぜひご自身の頭皮の臭い対策のため、できることから実践してみてくださいね!

監修

漢方養生指導士・健康管理士・サプリメントアドバイザー 望月 みどり