女性の健康意識に関する調査によると、30~60代の女性の約95%が日ごろ疲れを感じていると回答しました。
疲れは、体力や気力が消耗して、倦怠感や違和感を感じている状態です。
「疲れ」は、年齢によってその原因や対処法が異なります。
30代、40代、50代の疲れの特徴とは、不調を改善し、輝く毎日を過ごすためにはどうすればいいのか、ここでは詳しく解説いたします。
30代、40代、50代 女性の疲れの実態
30代以上の全国の女性311名を対象に疲れについてアンケートを実施したところ約95%以上が日頃から何らか疲れを感じていると回答しました。
体がだるく、倦怠感が抜けないなど、病気ではないけれどなんとなく不調を感じながら過ごしている女性が多くいることがわかりました。
皆さまはいかがでしょうか。この状態が続くと辛いですよね。
【調査実施概要】 | |
調査期間 : | 2022年1月28日〜1月30日 調査対象者:全国の30歳以上の女性を対象に調査 |
調査方法 : | WEBアンケート調査 有効回答数:311人 |
調査実施 : | シックスセンスラボ株式会社 |
https://www.sixthsenselab.jp/institute/sutekiplus20222sp1/ |
そこで、疲れはどのような時に感じているのか、調査したところ、以下のような回答を得ました。
皆さんも心当たりがあることでしょう。
疲れやすい、だるい、肩こり、腰痛、不眠、など、なんとなく体に疲れを感じる状態を「未病」といいます。
自覚症状はあるけれども、検査ではとくに異常があるわけではなく、いわば健康と病気の間ともいえる状態です。
30代以降の女性の多くが、健康とは言い切れない、何かしらの未病の症状を抱えて日々の生活を送っているのです。
未病の状態で生活を送り続けることは、その先の人生の健康への不安につながるだけでなく、QOL(Quality Of Life:生活の質)にも大きな影響を与えかねません。
年代により女性の疲れの原因は異なる
中国古典書には女性の一生は7年周期と書かれています。
女性は、28歳で精神的にも肉体的にもピークを迎えて、30代からは身体機能も徐々に下降し始めるといわれているのです。
年齢とともに体質は少しずつ変化するため、「疲れ」の原因も年代によって異なります。
そこで、自分の疲れの原因を知り、それに応じた対策をすることが疲れから解放されるためにとても大切なことです。
疲れの原因を年代別に解説します。
30代の疲れの原因と対策
30代の女性は、結婚や出産などでライフスタイルが大きく変化することが多い時期です。
また、職場での地位や責任が変わったり、人間関係が変化したりということも少なくありません。
このような生活の中の数々の変化は、大きなストレスとなります。
そのため、30代の女性は、仕事、家事や育児、人間関係などのさまざまなストレスが原因で疲れを感じていることが多いのです。
ストレスは、自律神経を乱して、疲れやさまざまな不調を生じさせます。
自律神経は、心臓を動かして全身へ血液を送る、食べ物を消化・吸収する、体温調節など、体の機能を維持するために働いています。
そのため自律神経が乱れると、疲れやすい、気分が沈む、イライラする、だるい、眠い、疲れがとれないなど体の不調としてサインが現れるのです。
したがって、30代の疲れには、自律神経のバランスを整えるために、ストレスの緩和と睡眠の質の向上が必要です。
ストレスの緩和、睡眠の質の向上におすすめの成分は、テアニン、ラフマ、カモミール、レモンバームなどがあります。
![]() テアニン |
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![]() ラフマ葉 |
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![]() カモミール |
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レモンバーム
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30代のストレスによる疲れを解決するには、単に睡眠をサポートするだけのサプリでは十分ではありません。
精神を安定させる成分、ストレスを緩和する成分、睡眠の質を改善する成分など、いろいろな役割を持つ成分を組み合わせてとることで、自律神経の乱れを整え、ストレスからくる疲れを解決することができるでしょう。
ストレス緩和サプリメントの効果と成分を専門家が詳しく解説 >>
40代の疲れの原因と対策
40代の疲れの原因には、女性ホルモンの働きが大きく関わっています。
女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量は、20代〜30代前半にピークを迎えたあと徐々に減りはじめて、40代からは急激に減少します。
「エストロゲン」の分泌に関わる脳の視床下部は、自律神経をつかさどる中枢でもあります。
そのため、エストロゲンの急激な減少によるホルモンバランスの乱れは、自律神経にまで影響をおよぼします。
その結果、疲れやすい、体がだるい、眠い、疲れがとれないなどの症状が現れたり、40代後半になると、ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ)、冷え、手のこわばり、めまい、イライラ、不眠といった更年期の不快な症状が現れたりするのです。
そこで、急激に減っていくエストロゲンを補うことで、疲れや不快な症状を軽減することができます。
女性ホルモン「エストロゲン」を補う方法としては、エストロゲンによく似た働きをする大豆イソフラボンを摂取することが有効です。
最近よく耳にする「エクオール」も大豆イソフラボンが変化したものです。大豆イソフラボンは、サプリで手軽に補うことができます。
40代の疲れにおすすめの成分は、麹菌発酵大豆イソフラボン、高麗人参、クコの実、沙棘(サジー)があります。
![]() 麹菌発酵 大豆イソフラボン |
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![]() 高麗人参 |
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![]() クコの実 |
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![]() 沙棘 (サジー) |
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40代の女性ホルモンバランスの乱れよる疲れを解決するには、単にエストロゲンを補うだけのサプリでは十分ではありません。
自律神経を安定させる成分、血行を良くを良くする成分、目の疲労を改善する成分など、いろいろな役割を持つ成分を組み合わせてとることで、解決することができるでしょう。
女性ホルモンサプリ どれを選べばいいか?選び方、効果について専門家が解説 >>
50代の疲れの原因と対策
50代の疲れは、加齢にともなう筋力や基礎体力の低下で、エネルギー不足に陥ってしまうのが特徴です。
体が重い、やる気が起きない、朝からだるい、物忘れが多くなるなどの症状が多くなります。
50年以上毎日休むことなく働き続けてきた体の器官や臓器の働きは徐々に衰え、身体が十分にエネルギーを生み出せないために電池切れの状態に陥ってしまい、疲れやだるさといった症状があらわれるのです。
そのため、体力のピークを過ぎ、病気のリスクも高まってくる50代は、基礎体力の維持とメンテナンスが重要です。
バランスよく栄養素を含むもの、滋養強壮に効果的な成分を摂取することが望ましいでしょう。
体力の維持、エネルギーの補給におすすめの成分はモリンガ種子、有機マカ、すっぽん、田七人参、酵母亜鉛などがあります。
![]() モリンガ 種子 |
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![]() 有機マカ |
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![]() すっぽん |
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![]() 田七人参 |
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酵母亜鉛
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特に、50代の疲れには、疲労感軽減に効果があるモリンガ種子、成長ホルモンの分泌を促して代謝をアップさせる有機マカがおすすめです。
モリンガは、一大生育地域であるインドの伝統医学アーユルヴェーダで300もの薬効があるとされています。
その中で種子はもっとも栄養価が高い成分です。
モリンガ種子は抗酸化・抗炎症作用を高めることが数々の研究で明らかになっており、疲労感の軽減、肩こり・首の痛み、関節痛の改善、睡眠の質向上にも効果が確認されています。
有機マカは、閉経後に不足しやすいカルシウムなどのミネラルやビタミンも豊富で、はるか昔インカ時代から厳しい自然環境で暮らすアンデスの人々の滋養強壮や栄養補給に用いられてきたスーパーフードです。
「疲労回復サプリどれを選べばいいか?疲労の原因別おすすめサプリについて専門家が解説」 >>
まとめ
女性の感じる体の不調、とくに「疲れ」は、年齢によってその原因や対処法が異なります。
30代の女性は、ストレスが原因で疲れを感じていることが多いので、ストレスの緩和や睡眠の質の向上はサプリで、自律神経のバランスを整えることが大切です。
40代は急激に減少する女性ホルモンの働きが大きく関わっているため、麹菌発酵大豆イソフラボンでエストロゲンの不足を補うといいでしょう。
加齢に伴い筋力や基礎体力が低下してくる50代の疲れには、栄養素が豊富で活力をあたえる天然成分でエネルギーを充実させることが必要です。
それぞれの年代の疲れにあわせて、必要な成分をサプリ等で摂取して不調を改善し、イキイキとした毎日を過ごしましょう。