日本出国&入国(アメリカ編)

ゴールデンウィークの後半を利用して、アメリカに行ってきました。2年超ぶりの海外です。コロナ禍の中で、行動制限がない時期を選んで国内を旅行しましたが、やはり海外行きは別もの。「乗るまで楽しい、乗ったら苦痛」な長時間エコノミークラス。「食べるまで期待、食べたら後悔」のエコノミー機内食も、そして基本的に気が抜けない街歩きも、やっぱり海外旅行は刺激的でした。

前置きが長くなってしまいましたが、今回、旅行を決断したのはアメリカ入国時と日本帰国時の待機期間が「事実上、なくなった」からですが、ワクチン証明やPCR検査の陰性など条件をクリアしつつ進んでいく出国、入国はそこそこ大変でした。さっそく体験レポートをお届けします。※6月からはさらに条件が緩和される予定です。最新の情報は旅行会社や航空会社のサイトで調べて、さらに各国大使館の情報で再確認することをおすすめします。

日本出国(アメリカへ)

どこの国もそうですが、基本的に出ていく人はおかまいなしです。日本出国はイコールアメリカの入国条件がクリアされているか日本出国時に確認されるということです。今回の出国は平時でも必要なESTAに加え基本的に3つの書類が必要です(ワクチン未接種の場合は別)

新型コロナウイルス感染症ワクチン接種証明書(日本語&英語)/わたしの場合は3回の接種が終わっていました。この証明書はワクチン接種を実施した市町村が発行してくれます。デジタルデータでも通用しますが、念の為ペーパーで発行していただきました。ちなみに記載されたQRコードを読み取るとiphoneのマイヘルスに自動的に記録されました。

PCR検査陰性証明書(アメリカ入国のための要件が揃ったもの)/アメリカの場合、出国日の前日以降に検査した結果が必要です。24時間前ではなく前日です。わたしの場合、夕方の便だったので、前日の午前中に検査して通常の結果レポート(24時間以内)で十分に間に合いました。サイトで検索するとたくさんのアメリカ旅行用の証明を発行してくれるサービスが見つかりましたが、当時の最安(24時間以内の結果&証明)を選びました。陰性結果がでるまで、そこそこドキドキです。

宣誓書(英語のみ)/「入国の要件を満たす陰性証明を取得したこと」または「COVID-19から治癒し、渡航に支障がないと診断されたこと」等を宣誓するものです。実はここで少し時間を使いました。ちょうど宣誓書のフォーマットが変更されたばかりで(航空会社等のサイトからダウンロードできます)、日本語の書き方ノウハウのサイトが見つからず、変更前のものと比較しながら、時にはGoogle翻訳を使って記入&サインしました。

以上の書類を航空会社のチェックインカウンターでチェックされ(簡単なチェックだけ、提出しなくていいです)、飛行機に乗れます(出国できました)

ちなみにアメリカ入国時は検査等一切ありません。ただ上記の書類がチェックされることがあるので、そろえておきましょう。

日本帰国(アメリカから)

スマホアプリ「my SOS」を利用して帰国。入国関係の書類登録がすむと赤が緑に変わります。

みなさんが海外から帰国する時期は、もう、なくなっているかもしれませんが、現状、帰国時には空港でPCR検査が行われます。ここで陰性ならば待機することなく、公共交通機関を使って帰宅できます。自宅での待機も必要ありません。

MySOSアプリを使ったファストトラック検疫/出国前に、MySOSというアプリをスマホの中にインストールしておきましょう。これは帰国時の検疫事務、確認作業を簡単にするために、事前登録と確認までしてしまおうというアプリです。まず名前、パスポート番号、連絡先等の個人関連情報と、ワクチンの接種状況などを登録して出国すると便利です。

出発72時間前以内のPCR検査陰性証明書/帰国時に新たに必要な検査、結果、証明がこれです。日本への帰国者が多い都市には日本語での証明をだしてくれる検査クリニックがネットでみつかります。わたしの場合、ロサンゼルスだったので、日本の旅行代理店が運営している検査クリニックもありました。予算は2万円くらい。ちょっと痛い出費ですが、30分ほど待って陰性の結果が出た時は、ホッとしました。これで帰れるゾォー!この証明書は前述のMySOSアプリに写真で登録しておくとあわせて事前審査してくれます。

MySOSアプリがグリーンに変わります/事前に入力した個人情報やワクチン接種証明書、そして今回、帰国に必要な72時間以内陰性証明書をアップロードすると、事前審査がはじまり、わたしの場合は数時間でアプリのトップがグリーンに変わります。これで事前にできることはすべて終わりました。

帰国便到着後/飛行機を降りると、まず検疫です。パスポートチェックも預けた荷物のピックアップも、検疫を受けてからになります。流れ作業的に進む手続きの中で、唾液をとって番号シールがパスポートに貼られ、検査の結果を待ちます。わたしの場合は1時間強。陰性の結果がでた人だけがアナウンスされ、その後は即解放で、通常の入国になります。

このように面倒ながらも、特に待機等を強いられることなく、入国出国ができましたが、出国、帰国、入国の3回のPCR検査すべてで陰性がないと、無症状でも旅行中止、隔離、待機などが必要になってしまいます。万が一にそなえて払い戻しや変更ができる航空券を購入しておくことをおすすめします。

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