【医師監修/サプリメントアドバイザー執筆】年齢とともに感じる「肉体的な疲れ」。そのメカニズムと健やかな毎日をサポートする栄養補給

2026. 05. 14
監修:河口 知允 プロフィールを見る >

総合内科専門医・呼吸器専門医・気管支鏡専門医・がん治療認定医
ひまわりクリニック院長

「しっかり休んでいるはずなのに、なんだか体が重い」「若い頃のように無理がきかなくなった」……そんな日々のコンディションの乱れを感じていませんか?

実は、当メディア(PURAVIDA)が30歳〜69歳の女性309名に実施した『疲れに関する調査』によると、実に4人に3人(約75%)の方が「寝ても疲れが取れない」と慢性的な体の重さを感じていることがわかりました。

さらに、体の不調を感じた際の原因として「ストレス(62.8%)」「加齢(49.5%)」「睡眠不足(48.2%)」が多く挙げられており、年齢とともに変化する体と環境の狭間で、多くの方がコンディション維持に苦労されている現状が浮き彫りになっています。

また、約8割の方が「長引く疲れが将来の病気につながるのではないか」と不安を抱えている一方で、不調を感じても「しばらく様子を見る」「何もしない」という方が約8割に上り、具体的な対策に踏み出せていない方が多いようです。

年齢とともに感じる体の重さは、単なる気のせいではなく、体の中で起きている「生物学的な変化」のサインかもしれません。

そこで本記事では、前半で医師監修のもと「肉体的な疲れがなぜ起こるのか」という根本的なメカニズムと生活習慣の基本を解説します。

後半では、サプリメントアドバイザーが「健やかな毎日を過ごすための栄養補給のコツ」をご紹介します。

ご自身の体の仕組みを正しく知り、今日からできる前向きなケアを一緒に見つけていきましょう。

【この記事の概要】
年齢に伴う肉体的な疲れは、基礎代謝の低下や自律神経の乱れが原因です。対策として食事・運動・睡眠の基本習慣を見直し、ビタミンB群、有機マカ、アミノ酸などの成分をサプリメントで継続的に補うことが重要です。

【第1章】肉体的な疲れはなぜ起こる?生理的メカニズム

監修:医師 河口 知允

年齢を重ねるにつれて感じる「なんだか体が重い」「スッキリしない」といったサインは、決して気のせいでも、ご自身の頑張りが足りないからでもありません。

体の中で起きている生理的変化が、日々のコンディションの乱れとして現れているのです。

まずは、その根本的なメカニズムについて、3つの視点から客観的に解説します。

1-1. 加齢に伴う基礎代謝の低下

先ほどのアンケートでも、不調の原因として約半数の方が「加齢」を挙げていました。私たちの体は、呼吸をしたり体温を維持したりするために、じっとしていてもエネルギーを消費しています。これを「基礎代謝」と呼びます。

一般的に、この基礎代謝量は加齢とともに低下していく傾向があります。その主な理由の一つが、筋肉量の減少です。

筋肉は体の中でもエネルギーを多く消費する組織ですが、年齢とともに筋肉の維持が難しくなることで、安静時のエネルギー消費(基礎代謝量)も自然と低下してしまいます。

消費されるエネルギーが減ると、体は少しずつ「省エネモード」になりやすくなります。

基礎代謝量が低下すると体温が低くなったり、血圧が低くなったり、疲れやすくなったりと様々な不調の原因にもなります。

これが、若い頃と同じように生活していても、体の重さやスッキリしない状態を感じやすくなる大きな要因です。

1-2. 自律神経とストレス・睡眠不足の影響

アンケートで不調の原因のトップに挙げられた「ストレス」と「睡眠不足」は、自律神経のバランスと深く関わっています。

自律神経は、体を活発にする「交感神経」と、体を休ませる「副交感神経」がバランスを取りながら働いています。しかし、過度なプレッシャーや睡眠不足が続くと、交感神経が優位な状態が長く続き、自律神経のバランスが乱れやすくなります。また、体が強いストレスを感じると、「コルチゾール」と呼ばれるホルモンが過剰に分泌されることがあります。

コルチゾールとは生命維持に不可欠な働きを担う重要なホルモンですが、ストレスに応答して分泌が増えることから「ストレスホルモン」と呼ばれています。このコルチゾールが過剰に分泌され続けると、体のコンディションを乱し、筋肉の維持を難しくさせたり、休息の質を下げたりする要因になります。

こうした自律神経の乱れやホルモンの影響が、慢性的な体の重さや、休んでもスッキリしない状態を引き起こしていると考えられます。

1-3. エネルギー代謝の滞り

私たちが日々の食事から取り入れた糖質や脂質などの栄養素は、体の中でスムーズにエネルギーに変換されてはじめて、体を動かす原動力となります。

ビタミンB群などの補酵素はこのエネルギー代謝をスムーズに行うための潤滑油のようなものであり、このビタミンB群が不足すると「エネルギー代謝」の過程がスムーズにいかず、体はエネルギー不足を感じ、だるさや重さといったサインを出します。

食生活の乱れや年齢による体の変化によって、これらの栄養素が不足しがちになると、食べたものがうまくエネルギーに変わらず、体内に滞りやすくなります。

このように、年齢とともに必要な栄養が不足し、エネルギー代謝が滞りやすくなることも、肉体的なコンディションの乱れに繋がっているのです。

【第2章】医師が提案する、健やかな毎日を過ごすための3つの基本

監修:医師 河口 知允

体のコンディションを整え、肉体的な重さやスッキリしない状態をケアするためには、特別なことをする前に、まずは日々の生活習慣を見直すことが重要です。ここでは、健やかな毎日を支える「食事・運動・睡眠」の3つの基本について解説します。

食事:エネルギーを生み出すバランスの取れた栄養

体を動かすエネルギーをスムーズに作り出すためには、バランスの取れた食事が欠かせません。特に、エネルギー代謝の要となる「ビタミンB群」や、筋肉の材料となる「タンパク質」は積極的に取り入れたい栄養素です。
豚肉や大豆製品、緑黄色野菜などを日々の食事に上手く組み込み、食べたものがしっかりとエネルギーとして使われるような体づくりを意識しましょう。
偏った食事や過度な食事制限は、かえって基礎代謝の低下を招き、コンディションを崩す原因になるため注意が必要です。

運動:無理のない活動で体の巡りをサポート

加齢による基礎代謝の低下や筋肉の衰えを防ぐためには、適度な運動を取り入れることが大切です。激しいトレーニングを行う必要はありません。
普段より少し歩幅を広くして歩く、エレベーターではなく階段を使う、寝る前に軽いストレッチをするなど、日常の中で体を動かす機会を増やすだけでも十分なアプローチになります。
無理なく筋肉を動かすことで体の巡りがサポートされ、スッキリとした毎日に繋がります。

睡眠:質の高い休息で日々のダメージをケア

睡眠は、日中に受けた心身のダメージをケアし、翌日の活力を生み出すための最も重要な時間です。睡眠不足は自律神経の乱れやストレスホルモン(コルチゾール)の増加に直結し、翌日の体の重さを引き起こします。
就寝の1〜2時間前にはぬるめのお湯で入浴して体を温め、寝る前のスマートフォン操作を控えるなど、リラックスして眠りにつける環境を整えましょう。質の高い休息をしっかりとることが、健やかなコンディション維持の土台となります。

2-1. なぜカラダが重い?女性特有のメカニズムと身体的要因

女性のカラダは年齢とともに大きく変化します。ここでは、抜けない重だるさの背景にある生理学的なメカニズムについて、客観的な視点から解説します。

① 加齢に伴う筋肉量の低下と「動かないこと」による影響

私たちの体は、年齢とともに筋肉量が低下しやすくなります。
筋肉が使われずに衰えると全身の巡りが滞りやすくなり、結果として体を動かしていないのに重だるさを感じてしまうことがあります。
アンケート調査でも、不調の要因として「加齢」や「運動不足」を挙げる方が多く見られました。

② 女性ホルモンの変動と自律神経への影響

大人の女性のカラダに最も大きな影響を与えるのが、女性ホルモン(エストロゲン)の減少です。
30代後半の「プレ更年期」頃からホルモンの分泌量が急激に減少すると、脳の「視床下部」という器官が混乱状態に陥ります。
視床下部は、血圧や発汗などをコントロールする自律神経の司令塔でもあるため、ここがパニックを起こすことで自律神経のバランスまで一緒に乱れてしまい、全身の調整機能がうまく働かなくなって重だるさや冷えを招いてしまうのです。

2-2. 健やかなカラダを保つための一般的なアプローチ

このような身体的な要因や年齢による変化と上手に付き合っていくためには、適度な運動や入浴、質の高い睡眠といった基本的な生活習慣を整えることが第一歩です。

そして何より、私たちのカラダの細胞の材料となる「食事・栄養のバランス」を見直すことが欠かせません。

しかし、忙しい毎日の中で必要な栄養素を食事だけで完璧に補うのは難しいのが実情です。そうした場合は、不足しがちな栄養を効率よく補える「栄養補助食品(サプリメント等)」を上手に活用するのも、ひとつの前向きな選択肢と言えるでしょう。

【第3章】健やかな体をサポートする!積極的に補給したいおすすめ成分

執筆:サプリメントアドバイザー 望月みどり

第2章で医師が解説したように、年齢とともに感じる体の重さやコンディションの乱れをケアするためには、バランスの取れた食事からしっかりと栄養を補うことが基本です。しかし、家事や仕事で忙しい毎日の中で、毎食完璧なメニューを用意するのは難しいという方も多いのではないでしょうか。

そんな時は、毎日の食事にプラスアルファとして、栄養補助食品(サプリメント等)を上手に取り入れるのがおすすめです。ここでは、大人の健やかなコンディションづくりを力強く後押ししてくれる、おすすめのサポート成分を3つご紹介します。

ビタミンB群:毎日の元気をスムーズに引き出す

食事から取り入れた栄養をエネルギーに変換し、スムーズな巡りをサポートするために欠かせないのが「ビタミンB群」です。特に、豚肉や玄米などに含まれるビタミンB1や、レバーや納豆などに含まれるビタミンB2は、エネルギーの産生を助け、どんよりとした重さをケアしてくれます。
ビタミンB群は互いに助け合いながら働くため、単一の成分ではなく「群(複合的)」でバランスよく補給することが、毎日の元気を引き出すポイントです。

有機マカ:イキイキとした毎日を応援する植物由来素材

マカは、厳しい自然環境で育つ生命力あふれるアブラナ科の植物です。古くから基礎的な活力を補う栄養源として重宝されてきました。
年齢とともに不足しがちな活力をサポートし、女性特有の揺らぎがちなリズムを整えるのに役立つさまざまな栄養素がバランスよく含まれています。特に「有機(オーガニック)栽培」されたマカは、自然の恵みをそのまま取り入れたい方におすすめの植物由来素材です。

すっぽん・アミノ酸:大人のコンディションづくりを後押し

すっぽんは、良質な「アミノ酸」を豊富に含むことで知られています。アミノ酸は、私たちの体の土台となるタンパク質の構成成分であり、健やかな体づくりに欠かせません。
年齢とともに体内での維持が難しくなるアミノ酸をしっかりと補うことで、日々のダメージをケアし、内側から湧き出るようなイキイキとしたリズムをサポートしてくれます。美容面でのコンディション維持にもうれしい成分です。

【第4章】栄養補助食品(サプリメント等)を上手に取り入れるコツ

執筆:サプリメントアドバイザー 望月みどり

栄養補助食品(サプリメント等)は、あくまでも「食品」であり、薬ではありません。そのため、「これを飲めばすぐに元気になる」というような魔法のアイテムではなく、長く付き合っていくことで徐々に体をサポートしてくれるものです。

上手に取り入れるための2つのコツをお伝えします。

ポイント1

毎日の習慣として無理なく「飲む」

栄養補助食品(サプリメント等)は薬ではないため、「服用する」「摂取する」と難しく考える必要はありません。
朝食後や寝る前など、ご自身が忘れにくいタイミングを決めて、「毎日の習慣として取り入れる」「食事のプラスアルファとしてお水と一緒に飲む」といった気軽な気持ちで続けることが大切です。

ポイント2

数ヶ月間じっくりと継続する

体の細胞やコンディションは、時間をかけて少しずつ整っていきます。
数日飲んでやめてしまうのではなく、まずは数ヶ月間、じっくりと継続して補給してみてください。
毎日の小さな積み重ねが、やがて内側からの健やかな土壌づくりへと繋がっていきます。

【第5章】よくあるQ&A

執筆:サプリメントアドバイザー 望月みどり

大人のコンディションと栄養補給に関するよくあるQ&A年齢とともに感じる体の重さや栄養補給について、よく寄せられる疑問にQ&A形式でお答えします。

詳細を知りたい方は、各項目のリンクから該当の章を振り返ってみてください

Q1. 年齢とともに「体が重い」「寝てもスッキリしない」と感じやすくなるのはなぜですか?
A. 第1章で医師が解説している通り、体の中で起きている変化が関係し、ご自身の頑張りが足りないわけではありません。詳しくは【第1章】をご覧ください。
Q2. 体のコンディションを整えるために、まずは何から始めればいいですか?
A. 特別なことを始める前に、毎日の生活習慣を見直すことが第一歩です。「食事」「運動」「睡眠」の3つが基本となります。詳しくは【第2章】をご覧ください。
Q3. 忙しくて食事が偏りがちな場合、どんな成分を補うのがおすすめですか?
A. スムーズなエネルギー産生を助けて毎日の元気を引き出す「ビタミンB群」、基礎的な活力をサポートする「有機マカ」、大人のコンディションづくりを後押しする良質な「すっぽん・アミノ酸」などのサポート成分がおすすめです。詳しくは【第3章】をご覧ください。
Q4. 栄養補助食品(サプリメント等)を取り入れる際のポイントを教えてください。
A. 栄養補助食品(サプリメント等)は薬ではないため、難しく考える必要はありません。ご自身が忘れにくいタイミングで「毎日の習慣」として取り入れ、まずは数ヶ月間じっくりと継続して補給することが、内側からの健やかな土壌づくりへと繋がります。詳しくは【第4章】をご覧ください。

【まとめ】

「寝てもスッキリしない」「体が重い」と感じるのは、ご自身の体が休息と栄養を求めている大切なサインです。

その背景には加齢による基礎代謝の変化や、自律神経・ホルモンバランスの揺らぎといった生物学的なメカニズムが関係しています。まずは、日々の食事・適度な運動・質の高い睡眠という基本の生活習慣を見直すことから始めてみましょう。

そして、どうしても不足してしまう栄養については、ビタミンB群や有機マカ、すっぽんといった成分を含む栄養補助食品(サプリメント等)を上手に活用して補ってあげてください。

体のサインを見逃さず、ご自身の心と体に優しく寄り添いながら、いつまでも自分らしく、前向きで健やかな毎日を楽しんでいきましょう。

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