酵素サプリは効果がないって本当?効果を得やすい人やその摂り方を専門家が解説

2022. 09. 13
監修:望月みどり プロフィールを見る >

漢方養生指導士・サプリメントアドバイザー・健康管理士
女性の健康に関する専門性の高い記事を数多く執筆。 漢方養生指導士、サプリメントアドバイザーの知識を活かし、女性向けサプリメントの開発にも携わる

この記事を読んでいる方は、健康的な体になるために酵素をサプリで摂りたいと考えているけれども、どのような商品があるのか、あるいはどのような酵素サプリを摂るのが良いのかを知りたいのではないでしょうか。

 

酵素サプリは数多く展開されておりその種類も様々ですが、おすすめは以下3つの特徴を持つものです。

上記の特徴を持つ酵素サプリがおすすめなのは、健康な体作りで重要となる「不調の原因を解消し、不調を改善することに特化している」からです。

考えられる不調の原因にアプローチして、健康な体の土台を作っていくことができます。

ただし、このような酵素サプリは、単に健康な体を作っていきたい人全てに向いているわけではありません。次の不調を抱えていて元気な体を作りたい人にとって特に有効です。

この記事では、以下の内容をまとめて説明しています。

・おすすめの酵素サプリの特徴
・酵素サプリを摂ると特に効果を得やすい人
・酵素サプリを摂ると良い理由
・酵素サプリの効果を得るための摂り方
・酵素サプリを活用するときの注意点

読んでいただくことで、以下のことをお分かりいただけるようになります。

◎数ある酵素サプリの中でおすすめなのは、どのようなサプリか
◎酵素サプリは、特にどのような人が効果を得やすいのか
◎酵素サプリを摂ると良いのはなぜか
◎酵素サプリの効果を得るためには、どのようなことに気を付けて摂ると良いのか

酵素をサプリで摂ることに興味のある方が元気な体を作るために役立つ内容を載せていますので、ぜひ最後までご覧ください。

おすすめの酵素サプリの特徴

冒頭でも説明した通り、酵素サプリには色々な種類がありますが、その中でもおすすめできるのは次の3つの特徴を持つサプリです。

上記のような特徴を持つ酵素サプリは、不調の原因にアプローチし、不調を改善することに特化しています。詳しく説明していきましょう。

 

1-1. 新鮮な野菜や果物で作られている

1つ目の特徴は、新鮮な野菜や果物で作られていることです。

なぜなら酵素というのは、そもそも新鮮な野菜や果物、発酵食品に多く含まれているからです。

生の野菜や果物、お肉や魚等に含まれる酵素は「食物酵素」とよばれ、人が体外から摂取する酵素(体外酵素)のことです。

酵素には、体の中で作られる「体内酵素」とそれ以外の「体外酵素」の2つがあり、食物酵素は「体外酵素」に該当します。

この食物酵素には、体内酵素の働きを助ける効能があります。

体内酵素は、体の中で起こるさまざまな反応を助ける役割を持っていて、消化・吸収、呼吸、血液循環、老廃物の排出などの働きに深く関わっています。

しかし、以下の原因によって酵素の働きは鈍くなることがあります。

・加齢による体の老化/胃の機能低下
・食べ過ぎ
・消化の悪い食事の摂り過ぎ

ですので、旬の野菜や果物、新鮮なお肉やお魚、発酵食品などのたくさんの栄養素が豊富で、酵素がたっぷり含まれている食事をバランスよく摂取することが本来的には理想なのです。

もし酵素サプリを選ぶ際はできるだけ新鮮な野菜や果物から作られて、たくさんの種類の酵素が含まれている酵素サプリを選ぶことがおすすめです。

 

1-2. 長期の発酵・熟成で吸収されやすくなっている

2つ目の特徴は、長期間かけて発酵・熟成された発酵食物酵素で作られていることです。

人が食べ物から栄養を吸収するには、体内で消化、つまり栄養素を吸収できる形にまで分解しなければなりません。

しかし、発酵された食品は、すでに微生物が栄養素を分解してくれているので、最初から栄養素が吸収されやすい状態になっています。そのため、スピーディーに体内に吸収されるのです。

発酵植物酵素の野菜や果物の栄養素は、発酵により低分子化されて効率的に体に吸収できるようになります。
さらに、熟成によって風味や品質が安定し、濃縮されて栄養素が増加します。

既に何らかの原因で消化の機能が弱くなっていて、不調を改善したいと考えている方にとっては長期間発酵・熟成された発酵植物酵素を摂取することで体内酵素を活発にすることを効果的に行うことができます。

酵素サプリを選ぶ際は発酵期間も見逃せないポイントです。長期の発酵・熟成で、栄養素が低分子化された発酵植物酵素を選ぶことをお勧めします。

 

1-3. 余分な添加物が入っていない

3つ目の特徴は、添加物など余分な成分が入っていないことです。

市販の酵素ドリンクには、飲みやすくするために果糖ブドウ糖液糖などの人工甘味料を使用したものや、保存料、香料など添加物を配合したものも多くあります。

甘味料などの糖分が入っていないもの、余分な添加物が入っていないものを選びましょう。

原材料の成分表記に、原料の野菜や果物の名前が書かれていて、「植物発酵エキス」や「植物発酵抽出物」と記載されているものがおすすめです。

ただ、甘味料や香料が入っていないと、ドリンクタイプは味にクセがあって飲みにくいという難点もあります。そんな時は、飲みやすいカプセルタイプの酵素サプリメントを選ぶといいでしょう。

酵素サプリを摂ると特に効果を得やすい人

前述したおすすめの酵素サプリは、特に次のような不調を持つ人が摂ると効果を得やすいです。

 

2-1. 食欲がわかない

食欲がわかない人は、1章で紹介した酵素サプリを摂ると食欲が改善されることがあります。

食欲がわかない原因は以下のように様々です。

・胃の働きが低下していることによる消化不良
・ストレス
・消化器の疾患

特に精神的な負担や身体的な疾患がない場合は、胃の働きが低下していることによる消化不良が主な原因として考えられます。

胃の働きが低下する一因は、加齢による体内酵素の不活性が原因です。

「1-1.新鮮な野菜や果物で作られている」でも説明した通り、体内酵素は食べ物を消化するために働く酵素なので、その分泌量が減ると食べ物が胃に残りやすくなり空腹を感じにくくなります。

このような食欲不振を感じているときに有効なのが、おすすめの酵素サプリです。摂ることで食べ物の消化が促され、食欲がわきやすくなります。

体内酵素の分泌量が減る年齢は個人差があるため、該当する年齢は一概にいえませんが、体の変化が起きやすいのは30代~40代であるのが一般的です。

この年代に該当しており、精神的・身体的な疾患がないのに食欲がわかないのであれば、加齢によって胃の機能が低下し、体内酵素の分泌量が減っていることが考えられます。

食欲がわかないと生きていくのに必要な栄養素を得られません。食欲不振の人は、おすすめの酵素サプリを活用すると良いでしょう。

 

2-2. 胃もたれしやすい

おすすめの酵素サプリは、胃もたれしやすい人も効果を得やすいです。「胃もたれ」というのは、食べ物を摂った後に胃が重くなる症状をいいます。

胃もたれの原因も以下のように様々です。

・胃の働きの低下
・ストレス
・食べ過ぎ/飲み過ぎ
・消化しにくいものの摂り過ぎ

特にストレスを感じていなかったり、食べ過ぎ・飲み過ぎもなかったりする場合は、胃の働きが低下していることが胃もたれの主な原因と考えられます。

胃の働きが低下する一因は、前述した通り加齢による体内酵素の分泌量の減少です。

体内酵素の分泌量が減ると胃にある食べ物が消化されるのに時間を要し、その消化過程で胃に大きな負担もかかります。そうなると、胃が重くなってもたれるのです。

参考:WebMD WebMD

おすすめの酵素サプリには体内酵素の働きを助けて高める成分群が含まれているため、摂ることで食べ物が消化される過程で胃に大きな負担をかけることなく、スムーズな消化を実現できる可能性があります。

胃もたれを放っておくと体に十分な栄養が行き渡りにくくなり、疲れやすくなったり肌荒れが起きたりするなど、胃の不調とは関係のない症状が起きやすくなります。

他の不調を生じさせないためにも、胃もたれしやすい人はおすすめの酵素サプリを摂ると良いでしょう。

女性ならではの不調を改善するには「東洋医学の考え」をベースに選ぶと良い

女性ならではの酵素サプリは「東洋医学の考え」をベースに選ぶのが良いです。

女性は、加齢による体の変化や女性ホルモンのゆらぎなどの様々な原因によって複数の不調が生じやすくなります。

そんな女性の不調を改善して体を元気にしていくには、不調を表面的に解消していくのではなく、不調の根本的な原因を解消していくことが重要です。

東洋医学では、不調を改善して健康的な体を作っていくには「不調を引き起こす原因にアプローチして、健康バランスを整えていくこと」が重視されます。

様々な原因によって複数の不調が生じやすい女性にとって、東洋医学は相性の良い不調改善方法なのです。

このため、女性ならではの酵素サプリを選ぶ場合は東洋医学の考えをベースに、酵素サプリを摂取して、体全体を整えていくことがおすすめです。

ここでは次の2つを通して、東洋医学の考えについてもう少し詳しく説明していきましょう。

3.東洋医学で応用される思想

東洋医学における不調改善では「五行」という思想が応用されています。

五行というのは、自然界に起こるすべての現象は「木・火・土・金・水」の5つの要素で構成されていて、それぞれは以下2つの関係にあるという思想のことです。

①相生関係…1つの要素が生まれると別の要素が生まれる関係
②相克関係…対立する2つの要素が互いに勝とうとする関係

上記5つの要素は①相生関係と②相克関係がバランス良く保たれていると成立し、1つでも欠けると別の要素も欠けるためバランスが崩れると考えるのが五行です。

東洋医学ではこの五行に、人間の体を支える5つの要素「肝・心・脾(ひ)・肺・腎」を当てはめています。

上記5つの要素の概要は次の通りです。各要素には該当する器官の他、関連する器官も含まれています。

要素
関連する器官
主な役割
・胆嚢(たんのう)
・目や筋腱(きんけん)
・代謝や排泄、解毒
・感情のコントロール
・小腸
・顔や舌
・血液の循環
・精神活動のコントロール
・胃
・口や唇
・食べ物の消化や吸収
・栄養の運搬
・大腸
・鼻や皮膚
・呼吸
・免疫機能
・膀胱
・耳や髪、骨
・発育や成長
・生殖
・水分代謝の調整

 

そして、各要素の関係性については次のように定義付けています。

・人間の体を支える5つの要素のバランスが保たれていると、体の健康が成立する
・1つの要素に不調が起こると関連する器官の不調が生じやすくなる
・1つの要素に不調が起こると別の要素の不調も起こりやすくなり、健康バランスが崩れる
・不調を引き起こす原因は1つではなく、別の複数の原因が関与していることもある
・不調を改善して健康を成立させるには、考えられる原因を解消していくことが重要である

つまり東洋医学では、上記を見てお分かりいただけるように不調を改善して元気な体を作っていくには「不調を引き起こすあらゆる原因にアプローチして、健康バランスを整えていくこと」を重視します。

様々な原因によって複数の不調が生じやすい女性が東洋医学の考えをベースに不調を改善していくと良いのは、このためです。

もし女性ならでは不調でお悩みで酵素サプリを取るべきかお悩みの方は、この東洋医学の考えをベースに体全体の調子を整えることを考えてみてはいかがでしょうか?

酵素サプリは効果がないって本当?

4.酵素サプリはじっくり取り組むと効果的

酵素は食べ物の消化を担う体内酵素を活性化し、それに伴って代謝を担う代謝酵素(体内酵素の一種)の働きも高めるものです。

このような酵素を含むサプリを摂れば、体のめぐりが良くなってダイエット効果や便秘解消効果を期待できるといわれることがあります。

しかし、そんな酵素サプリを摂っても「期待した効果を得られない」と感じる方もいるようです。

酵素サプリを摂っても効果を感じられない原因は相性や摂り方の誤りなど色々考えられますが、「2. 酵素サプリを摂ると特に効果を得やすい人」でも説明した通り、酵素サプリは食欲不振や胃もたれの不調を感じる人が摂ると特に効果を得やすいものです。

ダイエット効果を期待する人が酵素サプリを飲むと「効果がない」と感じることがあるのは、このためといえます。

酵素ドリンクを用いるファスティングダイエットなどで、短期間で効果が得られるのは、食事の量を極端に減らすからです。

もちろんは、酵素サプリは消化吸収力を高め、それに伴い体の代謝もよくなるためダイエット効果も期待できますが、必ずしも即効性があるものではありません。

もし酵素サプリにダイエット効果や便秘解消効果も期待するのであれば、即効性を求めるのではなく、じっくり取り組むことをおすすめします。

酵素サプリの効果を得るための摂り方

酵素サプリは単に摂るだけでは効果を得られません。効果を得るためには、次のように摂るのが良いです。

1. 毎日続けて摂取する
2. 水/ぬるま湯で摂る
3. 2~3ヶ月飲み続ける

 

5-1. 毎日続けて摂取する

酵素サプリは毎日摂取しましょう。毎日摂取しないと、酵素の働きを助ける補酵素が体に残りにくくなるからです。

酵素サプリに含まれているビタミンやミネラルは、体内酵素の補酵素としても働きます。

しかし、ビタミンB群などの水溶性ビタミンは水に溶けやすく、一度にたくさん摂取しても尿と一緒に出てしまう性質があります。

このため、毎日酵素サプリを摂取しなければ、ビタミンB群を体内に残せなくなります。

たとえば、朝に酵素サプリを摂取しても、夕方にはビタミンB群は残っていないことが考えられるのです。

ビタミンB群の補酵素としての効能を発揮させるためにも、酵素サプリは毎日摂取しましょう。

酵素サプリの摂取目安量が1日4粒であれば、朝2粒、夕方2粒といったように分けて摂ることも良いでしょう。

 

5-2. 水やぬるま湯で摂る

酵素サプリは水やぬるま湯で摂るようにしましょう。

酵素サプリに限らず、カプセルや錠剤は水やぬるま湯で飲むといいでしょう。

水なしで飲むと、のどや食道にひっかかったり、誤って気管に入ったりする危険性もあります。

また、水が胃を刺激して、胃の運動を高めてくれるはたらきもします。

カプセルや錠剤は、コップ一杯程度のやや多めの水やぬるま湯で飲むのがおすすめです。

お茶・ジュース・牛乳・お酒など水以外の飲み物で飲むという方もいらっしゃるかもしれませんが、飲み物の種類によっては、一緒にとると栄養素の吸収を阻害するものもあります。

サプリの効果をしっかり得るためにも、サプリは水やぬるま湯で摂りましょう。

 

5-3. 2~3ヶ月飲み続ける

酵素サプリは、2~3ヶ月は飲み続けましょう。

サプリは薬ではないため即効性はなく、摂り続けることで効能が発揮されるものです。不調がすぐに改善されないからといって数日、あるいは数週間程度で摂取を止めてしまうと、サプリの効果を得にくくなります。

酵素サプリに限らず、サプリは人によって効果が出る期間は異なるため、効果が現れる時期は明確にできませんが、一般的に効果が現れやすいといわれるのは2~3ヶ月です。

このため、まずは2ヶ月は摂取し、効果を感じられない場合はもう1ヶ月続けて3ヶ月摂ってみることをおすすめします。

酵素サプリを活用するときの注意点

酵素サプリは前述した摂り方をすれば効果を得やすくなりますが、次の4つにも注意しながら摂ることも大切です。

1. 摂取目安量以上の量を摂らない
2. 飲み続けているサプリと成分が重複していれば上限量を確認する
3. 薬を服用していれば医師に摂取可能かを確認する
4. 酵素サプリだけに頼らない

 

6-1. 摂取目安量以上の量を摂らない

酵素サプリは、摂取目安量以上の量を摂らないようにしましょう。

補酵素として機能するビタミンB群の中には、過剰摂取すると稀に体に悪影響を及ぼすものがあるからです。該当するのは、ビタミンB6です。

ビタミンB6の摂取上限量は1日45mgと定められています。

厚生労働省は「厚生労働省eJIM」で、ビタミンB6は食べ物から摂り過ぎることはほとんどないとしているものの、過剰摂取してしまった場合は以下のような害を及ぼす恐れがあると言及しています。

・筋力の低下
・感覚障害
・胸やけ
・吐き気

酵素サプリの摂取目安量を守って摂っていればビタミンB6の過剰摂取にはならず、上記のような不調を引き起こすことはありません。

酵素サプリの効果を早く得たいがために多く摂取したり、飲み忘れたために不足分と当日の分を摂取したりするようなことは控えましょう。

 

6-2. 飲み続けているサプリと成分が重複していれば上限量を確認する

飲み続けているサプリがある場合、そのサプリの成分が酵素サプリと重複していれば上限量を確認しましょう。

前述した通り、成分によっては過剰摂取すると体に悪影響を及ぼすことから、摂取上限量が決まっているものがあるからです。

摂取上限量が決まっている成分は、厚生労働省が公表している「日本人の食事摂取基準(2020年版)」で確認できます。

中には上限量が決まっていない成分もありますが、酵素サプリを摂る前に見ておくのがおすすめです。

酵素サプリと同じ成分が含まれていて、全て摂取するとその成分の上限量を超えるようであれば、今最も改善したい不調を改善するサプリに絞って摂るようにしましょう。

 

6-3. 薬を服用していれば医師に摂取可能かを確認する

今医師の診察を受けていて薬を服用しているのであれば、その担当医に酵素サプリを摂っても問題ないかを確認しましょう。

薬に入っている成分によっては、酵素サプリに含まれる成分が体に吸収されにくく、効能が発揮されないこともあるからです。

たとえば、補酵素として機能するビタミンB群のビタミンB12が該当します。

ビタミンB12は以下のような薬と一緒に飲むと体に吸収されにくくなることを、厚生労働省は「厚生労働省eJIM」で言及しているのです。

薬の名前
用途
クロラムフェニコール
Chloromycetin(R)
感染症治療に使われる
オメプラゾール
Prilosec(R)
胃酸の逆流
および
消化性潰瘍疾患の治療に使われる
ランソプラゾール
Prevacid(R)
シメチジン
Tagamet(R)
消化性潰瘍疾患の治療に使われる
ファモチジン
Pepcid(R)
ラニチジン
Zantac(R)
メトホルミン
糖尿病の治療に使われる

 

このように酵素サプリに含まれる成分の吸収を薬が阻害することもあるため、事前に医師へ確認することは重要です。

通院していて薬を処方してもらっている場合は、その薬とサプリとの相性を医師に尋ねましょう。

 

6-4. 酵素サプリだけに頼らない

酵素サプリだけに頼って不調を改善していくことは控えましょう。

「2. 酵素サプリを摂ると特に効果を得やすい人」で説明した通り、酵素サプリには私たちには止められない加齢による食欲不振や胃もたれを改善する効果がありますが、これらの不調を引き起こす原因には以下のような生活習慣が関わっていることもあります。

・暴飲暴食をしてしまう
・脂っこいものが好きで頻繁に食べている

日頃から上記のような生活をしておらず、加齢に伴って食欲不振や胃もたれが生じて体の変化を感じているのであれば、酵素サプリは健康的な体作りをサポートしてくれるでしょう。

しかし、上記のように生活習慣が乱れているのであれば、酵素サプリだけでは不調は改善できません。

・腹八分目までにする
・栄養バランスの摂れた食事をする
(農林水産省「食事バランスガイド」を参考にした食事を摂る)

といったように、乱れた生活習慣も直すようにしましょう。その上で酵素サプリを活用していけば、効果的に不調を改善できる可能性が高まります。

まとめ

数多くある酵素サプリの中でもおすすめできるのは、次の3つの特徴を持つものです。

不調の原因にアプローチする酵素サプリは、健康な体作りで重要となる「不調の原因を解消し、不調を改善すること」を可能にします。

酵素サプリは、次の不調を抱えている人が特に効果を得やすいです。

酵素サプリは、次のように摂取すると効果を得やすくなります。

1. 毎日続けて摂取する
2. 水/ぬるま湯で摂る
3. 2~3ヶ月飲み続ける

以下に注意しながら摂取することも大切です。

1. 摂取目安量以上の量を摂らない
2. 飲み続けているサプリと成分が重複していれば上限量を確認する
3. 薬を服用していれば医師に摂取可能かを確認する
4. 酵素サプリだけに頼らない

酵素サプリをうまく活用して、健康的な体作りを目指していきましょう。

 

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