パリの雰囲気、神楽坂(かぐらざか) 和&多国籍な街

街の由来や雰囲気から和の街イメージが強い神楽坂。でも歩いてみると、ビストロやブーランジェリーが並びちょっとパリっぽい。実は神楽坂には昔、在日フランス人学校があったこと、また現在、東京日仏会館(アンスティチュ・フランセ)が近いことなどが影響しているらしいのです。今回はその神楽坂通り(早稲田通り)を東京メトロ東西線神楽坂駅から飯田橋駅まで歩いてみました。このコース、坂の上から下っていくので楽なんですよ。

  1 AKOMEYA TOKYO in la Kagu

今の神楽坂のランドマーク的な商業施設。2014年、著名な建築家、隈研吾氏の事務所が新潮社の倉庫をリノベーションしてla Kagu(ラ・カグ)としてオープンしましたが、その後さらにリニュアルされたもの。全国のお米や、ご飯にあう食品や雑貨が並んでいます。

2 新潮社

明治29年創立の日本でもっとも有名で、文芸に強い出版社のひとつ。最近、「文春砲」で注目を集める文藝春秋と比されることが多く、ともに二大文芸出版社と言われるライバル関係です。

3 ACHO(アチョ)神楽坂

バニラキング、ローストパンダ、モンロー等々、ネーミングもユニークなオリジナリティあふれるプリンのテイクアウトショップです。コニャックやカルバドスを使ったリキュールプリンは、プリンなんてぇーと言うおとな気取りも夢中にさせる実力あり!焼き菓子も魅力的で、いつも次は焼き菓子を!と思うのですが、やはりプリンを外せないのです。

4 赤城神社とその周辺

社殿や隣接するマンションを著名な建築家、隈研吾氏の事務所が設計したこともあり、日本でいちばん「おしゃれ」な神社と言われています。また2018年、嵐の相葉雅紀さんが主演したドラマでロケ地になったことで、嵐ファンの聖地になっています。ちなみに隣接する一階にカフェがあるマンションは「パークコート神楽坂」という名前で築年以来10年で40%程度、売買価格が上がっているプレミアムな物件です。

5 コボちゃん

1982年から40年近くにわたって読売新聞に連載されている4コマまんが「コボちゃん」の原寸大?の銅像がこっそりと神楽坂の歩道に立っています(オレンジ色の派手な100円ショップの道路を隔てた前)。作者の植田まさしさんが神楽坂に住んでいるという理由です。季節やイベントに合わせてコスプレするコボちゃん。近くの洋菓子店の方が着せ替えしているらしいです。

6 岩座(いわくら)

岩座(いわくら)は神が宿る「岩」として信仰の対象になる巨石(自然石)をいうそうです。このお店はそんな自然崇拝を原点にして「日本の美しいこころ」をテーマにデザインされた和雑貨やストーンアクセサリーを扱っているお店です。

7 神楽坂茶寮 本店

神楽坂通りから、ちょっと小道を入ったところ、あっという間に喧騒が収まる場所にあります。ウッドデッキにはテラス席がありますし、店内も落ち着いた素敵なインテリアです。おすすめはパフェかな?でも抹茶チョコのフォンデュとか京抹茶のレアチーズケーキ、、、迷い出したら決まらないってパターンです。まだ未体験ですが、おばんざい、お粥、うどんなど食事も評判です。

8 ブーランジェリー PAUL

ブーランジェリーはフランス語でパン屋さんですが、フランスにゆかりのある神楽坂だけあって、ビストロとともにパン屋さんがとても多いです。その中であえてこのお店を紹介するのは、知り合いのムッシューが、この店の食事パンはフランスより美味しいというのです。でもこの店、本店はフランスなんですけどね。また同ムッシューはメゾンカイザーのパンは日本の店の方がうまいと言います。

9 善國寺

4で紹介した赤城神社とともに、ここも嵐ファンの聖地として知られています。嵐の二宮和也さんが主演し2007年にフジテレビ系で放映された「拝啓、父上様」で登場したのがこのお寺。徳川家康によって1595年に創建された400年を越える由緒を持つ名刹です。

10 不二家 飯田橋神楽坂店

この店が有名店なのは全国にここしかないペコちゃん焼きがあるから。はっきり言ってコワカワなペコちゃん焼きは、実は過去、全国で焼かれていたらしいのですが、なぜかここだけで生き残っているのです。今回はミルキークリームがなかったのが残念。それとポコちゃん焼きに遭遇すると幸運ということですが、その可能性はかなり低いらしいです。

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