倍返し!リボ払いの恐怖

50万、5年預けて50円 50万、リボで払うと90万

日本を代表する銀行のひとつ三菱UFJ銀行の定期預金に、今(2020年10月31日現在)、50万円を5年間預けると金利はわずか50円。たった一回コンビニATMを利用しただけでチャラというかマイナス。そんな超超低金利の世の中で、クレジットカードリボ払いで高金利(手数料)を払っていませんか?

例えば 50万円をリボ払い(手数料18%)して、毎月1万円(元利均等)を支払った場合ですが、支払い回数は90回を超え、支払手数料416,431円になります。ほぼ「倍返し」ですよね。

カード会社にとって、リボしてくれる人こそが上客です。もしかしてあなたはその上客になっていませんか?

恐ろしいのは、50万円のリボ枠の中で、買い物を繰り返してしまうことです。

例えば 毎月1万円を5か月、合計5万円返済すると、うち手数料はおおよそ毎月7千円になります。つまり元金は1万5千円しか減りません。そしてその減った枠で買い物を繰り返してしまうと、毎月1万円の返済のうち、7千円が手数料。つまり1万5,000円のものを5万円で買っていることになるのです(驚愕)

最近はリボ払い専用のクレジットカードまでありますが、これはサラ金のカードと同類です。というか、お金を借りる時は、借金という言葉で心の中どこかでセーブがかかりますが、買い物はそうはいきません。ましてや生活費がカード依存になれば、セーブする理由がなくなってしまいます。

もしあなたにリボ払いがあるとすれば、月1万円でもいいので、増額返済してみませんか?そして新たな買い物は一括払いのみ(カード会社にリボ枠をゼロにしてもらい返済だけに集中することも要検討)。これだけであなたの金銭的将来はずいぶんと変わったものになると思います。

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