健康や美容の維持において、豊富な栄養素を持つ「藻類」への期待は大きく、今や世界中でその可能性が注目されています。
中でも、古くから健康食品として利用されてきた「クロレラ」や、スーパーフードとして名高い「スピルリナ」は、藻類の代表格として多くの方に愛用されています。
これらは緑色の栄養源として素晴らしい力を持っていますが、あくまで「植物」であるため、そこには生物学的に「超えられない壁」が存在していました。
もし、その限界を超えた生物が存在するとしたらどうでしょうか。
この記事では、藻類の常識を覆す微細藻類「ユーグレナ」に焦点を当てます。
植物でありながら動物のように動き回るユーグレナは、スピルリナやクロレラと比較してどのような画期的な特徴を持っているのでしょうか。
既存の藻類が到達できなかった「栄養」「吸収」、そして「機能」の面から、植物の枠を超えて進化したユーグレナについて解説します。
目次
なぜ、その藻は動くのか? 植物にはない「動物の力」

健康食品の歴史において、クロレラとスピルリナが築き上げてきた功績は計り知れません。
1960年代から研究が進み、高い光合成能力を持つクロレラは、ビタミンやミネラルのバランスが良い栄養源として長く愛されてきました。
また、35億年前から存在すると言われるスピルリナは、タンパク質含有量が65〜70%と非常に高く、フィコシアニンなどの抗酸化成分を含む「スーパーフード」として世界中で利用されています。
これらは間違いなく、植物性栄養素の「王様」と言える存在です。しかし、どれほど優秀であっても、これらは「植物(藻類)」という枠の中にいます。
実は、栄養価を専門的な数値で見ると、ある一つの課題が浮かび上がってきます。
それが、「アミノ酸スコア(必須アミノ酸のバランス)」の限界です。

理想値を100とした場合、ユーグレナが「83」という高スコアを叩き出すのに対し、クロレラは「54」、スピルリナは「51」にとどまります。
これは、植物性の藻類だけでは、人間が必要とするアミノ酸の一部(含硫アミノ酸など)を十分に満たしきれないことを意味しています。
1-1.植物の「枠」を飛び出した、ユーグレナの進化
ここで登場するのが、ユーグレナです。 顕微鏡でクロレラやスピルリナを覗くと、それらは水中に漂っています。
しかし、ユーグレナは違います。鞭毛(べんもう)を使って、自ら活発に動き回っているのです。
「藻なのに、動く」。
この植物にはない「動物の力」こそが、ユーグレナが進化の過程で手に入れた最大の武器です。
植物と動物、両方の性質を持つ「ハイブリッドな生物」であるため、ユーグレナは野菜や他の藻類には作れない栄養素を体内に生み出すことができます。
その代表格が、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)です。これらは通常、青魚などの「動物」からしか摂取できない不飽和脂肪酸です。
- 植物の栄養(ビタミン・ミネラル)
- 動物の栄養(DHA・EPA・良質なアミノ酸)

この両方をたった一つで完結できること。これこそが、動かない藻類たちが到達できなかった場所であり、ユーグレナが「植物の枠を超えた」と言われる理由なのです。
栄養を閉じ込めない。「細胞壁」を脱ぎ捨てた93.1%の優しさ

私たちは一般的に、「体に良い栄養素を摂れば、身体が必要としている栄養素は身体の隅々までしっかり届いている」と思いがちです。しかし、事実はそうではありません。
どんなに栄養豊富な野菜を一生懸命食べても、実はその平均消化率は約40%程度しかないのです(※一般的な野菜の消化率の目安)。
食べているつもりでも、半分以上が身体に使われないまま通り過ぎてしまっている。これでは、効果を感じにくいのも無理はありません。
2-1.栄養を閉じ込める「硬い壁」の正体
なぜ、これほどまでに吸収率が低いのでしょうか。その原因は、野菜などの植物が持つ「細胞壁」という硬い壁にあります。

植物にとって、細胞壁は体を支え、外敵から身を守るための重要な「鎧」です。藻類の代表であるクロレラも、植物である以上、この強固な細胞壁(セルロース)を持っています。
しかし、人間にはこの「植物の鎧」を分解する酵素(セルラーゼ)が備わっていません。そのため、どんなにクロレラの中に素晴らしい栄養が詰まっていても、硬い壁に阻まれてしまい、その消化率は60%程度にとどまると言われています。
2-2.鎧を脱ぎ捨てた、ユーグレナの進化
ここで、ユーグレナは「植物の枠」を超えた進化を見せます。 植物でありながら動物の性質も持つユーグレナは、なんと「細胞壁を持たない」という選択をしました。

ユーグレナの体を覆っているのは、成分を通しやすい柔らかい「細胞膜」だけです。硬い鎧を脱ぎ捨てたことで、私たちの体は消化酵素の力を使わずとも、ユーグレナの栄養にダイレクトにアクセスすることができます。
その結果、ユーグレナの消化率は「93.1%」という驚異的な数値に達しました。
豊富な栄養を持っていても、それが体に届かなければ意味がありません。 植物としての栄養を持ちながら、それを遮る壁を持たないこと。この「吸収率の高さ」もまた、ユーグレナが持つ大きな特権なのです。
ただ補うだけではない。カラダの内側を掃除する
ユーグレナにしか存在しない「パラミロン」の働き

ここまで、ユーグレナが持つ「動物性の栄養」と「驚異的な吸収率」についてお話ししました。しかし、クロレラやスピルリナとの決定的な違いは、実はもう一つあります。
それは、健康に対するアプローチそのものの違いです。
これまでの健康食品、特にクロレラやスピルリナといった藻類は、不足している栄養を補うための「足し算」の食品でした。スピルリナもフィコシアニンなどの抗酸化成分を含んでいますが、基本的には栄養を「入れる」ことが主目的です。
しかし、現代人の食生活を見渡すと、問題は「不足」だけではありません。脂っこい食事や加工食品など、むしろ「余分なものを溜め込みすぎている」ことの方が深刻なケースも多いのです。
3-1.藻類で唯一、「引き算」ができる生物
栄養を「入れる」だけでいいのでしょうか? ゴミが溜まった部屋に新しい家具を入れても片付かないように、私たちの体も、まずは内側をきれいに掃除する必要があります。
ここでユーグレナだけの特殊能力が発揮されます。ユーグレナは、「パラミロン」という独自の成分を体内に持っています。

これは食物繊維の一種ですが、その構造は非常に特殊です。表面には無数のミクロの穴が開いており、まるで「炭(すみ)」のような多孔質構造をしています。
この穴が優れた吸油性を発揮し、体内の不要な脂やコレステロールなどを吸着して、そのまま体の外へと運び出してくれるのです。

3-2.「入れる」と「出す」を同時に叶える
- スピルリナ・クロレラ: 栄養をたっぷりと「補給」することに特化しています(足し算)
- ユーグレナ: 栄養を補給しながら、パラミロンが内側を「掃除」します(足し算+引き算)

植物と動物の栄養を効率よく「吸収」し、同時にパラミロンで不要なものを「排出」する。
「入れる」と「出す」。この体内サイクルをたった一つの生物で完結できること。
これこそが、数ある藻類の中でユーグレナが「進化の答え」であり、私たちが選ぶべき理由なのです。
科学が証明する「進化」の真価。ユーグレナの3つの効果と8つの研究結果

ここまで解説してきたユーグレナの「栄養」「吸収」「パラミロン」の力。これらは決して机上の空論ではありません。
東京大学をはじめとする世界中の多くの大学や研究機関で研究されており、確かな科学的根拠(エビデンス)によって裏付けられています。
具体的には、以下の「3つの効果」と、それを実証する「8つの研究結果」が報告されています。
4-1.専門家が解説する、健康に嬉しい「3つの効果」
ユーグレナ(ミドリムシ)には、主に以下の3つの効果が認められています。
- 腸内環境を整える効果 酪酸菌などの善玉菌を増やし、免疫力を高めたり、排便の状態を良くしたりする働きがあります。
- コレステロール値を下げる効果 独自成分パラミロンが余分なコレステロールを吸着し、体外へ排出します。
- 生活習慣病を予防し改善する効果 パラミロンが免疫バランスを調整し、様々な疾患にかかるリスクを減らすことがわかっています。
4-2.多くの研究機関で実証された「8つの研究結果」
さらに、これらの効果を裏付けるように、以下の具体的な検証結果も報告されています。
- 排便量が増加した(30日間の摂取で排便頻度・量が増加)
- 腸内環境の悪化を緩和&心機能低下を抑えた
- コレステロール値が下がった(悪玉コレステロールの減少)
- 脂肪の蓄積が抑えられた(内臓脂肪の抑制)
- 高血圧症状が抑制された
- 感冒症状(風邪)の発生を抑えた
- ストレスによる諸症状の抑制&睡眠の質の改善(作業ストレス時のイライラ抑制)
- 肺がん増殖抑制効果(腸内細菌叢を介した働き)
失敗しない ユーグレナの「選び方」と「続け方」。進化の力を確実に手に入れるために

植物の限界を超え、確かなエビデンスを持つユーグレナ。しかし、どんなに優れた素材であっても、「選び方」と「飲み方」を間違えてしまっては、その進化した力を十分に感じることはできません。
最後に、ユーグレナの恩恵を確実に受け取るための重要なポイントをお伝えします。
5-1.失敗しない選び方:基準は「ロゴ」と「1,000mg」
市場には多くのユーグレナ関連商品が出回っていますが、本物の効果を得るためには、以下の2点に注目してください。
- 「石垣島ユーグレナ」のロゴマークがあるか 品質にこだわるなら、パッケージに「石垣島ユーグレナ」のロゴマークがあるかを確認しましょう。これは、豊かな自然環境で育った高品質なユーグレナを使用し、規定値以上を配合している商品にのみ許された「信頼の証」です。

- 摂取量は「1,000mg」以上か これまでの研究データの多くは、1日あたり一定量以上のユーグレナを摂取することで結果が出ています。確実な変化を期待するのであれば、推奨摂取量である「1日1,000mg(1g)」以上が含まれているサプリメントを選ぶことが失敗しない秘訣です。
5-2.ユーグレナの効果を引き出す飲み方:身体が変わる「3ヶ月」の法則

そして、最も大切なのが「継続」です。 私たちの身体の細胞が入れ替わり、体質が良い方向へ変化して定着するまでには時間がかかります。
まずは「3ヶ月」続けてみてください。焦らずじっくりと習慣にすることで、身体の内側から確かな変化を感じ取れるはずです。
まとめ
クロレラやスピルリナといった素晴らしい「植物」たちが築いてきた歴史の先に、ユーグレナという「進化の答え」が待っていました。
- 植物と動物の栄養を、93.1%の効率で「入れる」。
- パラミロンの力で、不要なものを「出す」。
「補う」と「整える」を同時に叶えるこのサイクルこそが、既存の藻類が到達できなかった場所です。
今の健康習慣に限界を感じているのなら、ぜひ正しい選び方で「いのちのユーグレナ」を手に取り、あなたの身体でその違いを実感してください。



